コロナ禍で影を落とす成田国際空港。JALやANAも軒並み
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
コロナ禍は、成田市の屋台骨を担っている成田国際空港においても影を落としています。
観光局によると、3月の訪日外客数が前年同月比 93.0%減の19万4 千人に・・・。
なんと、昨年3月の276万人を256 万人以上も下回り、6か月連続で前年同月を下回ったということです。
新型コロナウイルス感染症の急拡大により、多くの国において海外渡航制限や外出禁止(ロックダウン)などの措置が取られたため、訪日外国人の数は急減しています。
内訳は下図の通りですが、東アジア市場で97.6%減、東南アジア86.3%減、欧米豪82.7%減となっています。
これは危機的な状況と言えます。
そして、下図はJALのプレスリリースの引用です。
5月1日~31日までの減便計画をみると、夏季ダイヤ計画の4836便の内4568便を減便するとしていて、トータルでは94%の減便となっています。
同様にANAは90%の減便です。
次に、JALとANA両社の流動資産を見てみます。
航空代金は、利用者が支払ったあと、実際に搭乗するまでは流動負債に計上される。名目はANAHDなら「発売未決済」、JALなら「前受金」だ。
手元資金として流動資産に計上される現預金や短期有価証券は、ANAの場合、2019年3月期末で2936億円だった。このうち「発売未決済」は2189億円だった。単純計算でキャッシュの4分の3をまかなっている。JALは手元資金が5220億円で、「前受金」は4分の1にあたる1291億円だった。程度の違いはあるが、航空券代として入るキャッシュに頼っている。
ANAの場合は2936億円ー2189億円=747億円
JALの場合は5220億円ー1291億円=3929億円
となり、どんどんキャッシュがなくなっていくことがわかります。
両社ともに無償返金をいつまで継続するのかはまだ発表されていませんが、この苦境が夏まで続くと、経営が立ち行かなくなることは自明です。
資金繰りによる政府支援は不可欠と言えます。
依然として収束が見込めない中ではありますが、何とか今を堪え、アフターコロナの復調に期待をしたいと思います。
それではまた明日。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む