那須塩原市長 渡辺美知太郎 × 第41代 成田式会議長 雨宮しんご

危機管理
リーダーを!

8月19日、栃木県那須塩原市役所にて渡辺美知太郎市長と対談 を行って来ました。
那須塩原市と成田市の共通する「観光」や、近年の「コロナ対策」の問題などについて、
旧交を温めながらの活発な議論となりました。

情報発信の推進

雨宮: 渡辺市長、ご無沙汰しております。関東若手市議会議員の会以来ですね!本日はよろしくお願いします。早速ですが、那須塩原市の『世界の持続可能な観光地TOP100選』への選出、おめでとうございます。今回はこれからの観光地のあり方や、地方自治の課題などについて伺わせてください。

市長: 雨宮さん、お久しぶりです!よろしくお願いします。ところで、成田市長選に満を持しての出馬ですね!成田市民の皆さんにとっても、待ちに待った登場なのではありませんか。

雨宮: 恐れ入ります。先日、成田市長選挙への出馬表明を行い「世代交代」を訴え、12年ぶりとなる市長選挙に臨みます。

市長: 私も世代交代を果たした一人です。一緒に頑張りましょう!それにしても、雨宮さんの情報発信力は凄いですね!先日の記者会見はInstagramで中継していたでしょう?駅立ちや街頭も毎日やって、FacebookやYouTube動画など...(笑)

雨宮: 情報発信はわたしの活動の源泉なんです。少しでも早く市民の皆さんに「今の成田」をお届けしたくてやってきました。

市長: 大切なことですね。実際、雨宮さんは災害時やコロナの時も、SNSなどを駆使してどんどん発信していますよね。これからは市政もDX化が必須なので、雨宮さんのようなリーダーでなければ、世の中を変えていくことは難しいと思いますよ。

雨宮: ありがとうございます。渡辺市長にそう言っていただけると心強い限りです。

那須塩原市でのコロナ禍における観光のあり方 今後の取組例 信頼 ・観光客受け入れ共助ガイドライン ・感染対策の見える化(事業者に認証制度導入) ・観光従業員へのPCR検査の実施、接触アプリの導入 ウェルネス ・那須地域の特性を活かしたウェルネス・ツーリズムの推進→自然(アウトドア)+温泉+おいしい料理+文化 ・仕事と休暇を両立するワーケーションへ積極対応 ・半定住/移住促進への取り組み加速 ・感染リスクが低い観光客を優遇するプログラム(冠顧客責任) ・環境保全・感染対策応援金としての仕組みづくり(行政責任)→環境・医療目的税の道有、サポーター応援金制度など

積極的な観光対策でコロナ禍を活かす

雨宮: 那須塩原市や成田市は、共通点が多いですよね。人口規模や国際医療福祉大学病院があるほか、やはり「観光」を大きな産業として位置付けていることだと思っています。先日、関東若手市議会議員の会で講演いただいた、コロナ禍における「責任ある観光」の推進状況はいかがですか?

市長: これまでの観光は観光客に主軸が置かれていましたが、コロナ禍での観光はそうはいきません。「住民の安心・安全」と「観光の持続性」をどう両立させるかが重要でした。「責任ある観光」(レスポンシブル・ツーリズム)は、観光客は大事なお客様である一方で、感染対策やマナーの徹底など、意識や行動に責任を持っていただくため、感染リスクが低い観光客を優遇するプログラムの策定をした他、事業者には安心・安全認証やPCR検査の実施などを進めてきました。

雨宮: 地域の特性を踏まえた独創的な取り組みですね!実は、この対策に強い感銘を受けまして、すぐ成田市議会で質問に取り上げた経緯があります。

市長: 本当ですか!びっくり、すごい行動力ですね!

雨宮: これは成田市でもやるしかない!と。観光客も観光に携わる方も、双方を危険にさらすわけにはいきませんし、不安を抱えたままでは前に進めない。「責任ある観光」は、「どうぞ安心して成田にいらして下さい。」という気持ちで迎えることだと解釈しました。

市長: まさにその通りです。成田は全国的に知名度が高いので、観光地としてのポテンシャルが高い。もっと、こういった政策を進めることで、盛り上げてほしいです。

雨宮: はい!成田と言えば、成田空港が思い浮かびますが、成田山新勝寺という日本屈指の名刹があります。今でも多くの観光客がいらしていますが、まだまだ伸び代があると考えています。渡辺市長はこれからの観光を、どのようにお考えですか?

市長: 那須塩原市も観光で有名ですが、私は農業と観光をつなげて双方のブランド力をあげていきたいと考えています。観光で有名になればブランド力は上がりますが、観光と農業がバラバラだと農業が置きざりにされてしまいます。ガストロノミーツーリズムという、ただのグルメウォークではなくて、その土地の風土・歴史・習慣などの食文化に触れながら、食を楽しむといったようなツーリズムを推進したいですね。例えば、ぶどう畑を歩きながら「このぶどう畑でとれたワインです」みたいな感じです。食と農と温泉をつなげていきたいですね。

雨宮: 私も同じことを考えていました。じつは、成田市は荒廃農地が県内ダントツのワースト1位なのです。ブランド化をはじめ農業にスポットを当てていくことで、就農者も増やしていきたいですし、ワースト1位を逆手に取った観光と農業を結び付けた政策も推進していきたいと思っています。

市長: 是非、連携していきたいですね!だって、雨宮さんって生粋の成田っ子なのでしょう?若くして市 政に携わってきて、成田の良いところも悪いところも熟知している。おまけにニュージーランドへの留学経験もありますよね。日本を出て俯瞰した状態から見てみると、中にいる時には見えない色々なものが見えてきますから。あとは「行動」を起こすのみです!

雨宮: ありがとうございます。この街が好きだし、仲間もたくさんいる。やはり、成田が大好きです。

「責任ある観光」は「どうぞ安心して成田にいらして下さい。」という気持ちで迎えること 「住民の安心・安全」と「観光の持続性」をどう両立させるかが重要

コロナ禍における情報発信の重要性

雨宮: 成田市は世界に冠たる国際空港を有するまちですが、それだけに、コロナやサル痘などウイルスに脅かされやすい地であるという問題も内包しています。

市長: なるほど。コロナは本当に厄介ですよね。普通の風邪だと思ったら大間違いで、感染すると若い方でも命を落とすこともありますからね。しっかりと病院と連携する事が必要です。成田市は日本の玄関口ですから、すでに特別な連携をされているのではないのですか。

雨宮: 成田市はコロナ関連で比較的耳目が集まっていますが、普通市なため「保健所」がなく支所があるだけです。全国他市に比べコロナのリスクが圧倒的に高いなのに...です。広範囲な案件を取り扱う「保健所」は、常に手一杯でありコロナ関連で十分に機能しているとはいえません。成田市は迅速な検疫体制の強化と、感染症対策の医療連携をしっかり構築するのが急務だと考えています。那須塩原市のコロナ禍における対策はいかがですか。

市長: 空港都市ならではの悩みですよね!雨宮さんに改善してほしいな。那須塩原市で私がいち早く感じたのは、「市民がコロナで怖い思いをしている」ということでした。得体の知れないコロナ、欲しい情報が自分たちに入ってこない不安がいっぱいでした。そこで、「みるメール」という情報発信メールを始めたのです。でも、こういう情報はいち早く送らないと意味がない。ということで改善し、今や、私の耳に入る前に情報発信しているくらい早いですよ。(笑)でも、この辺りは、雨宮さんの得意分野ですね!

雨宮: 市民の不安をいち早く感じるあたりが、さすが渡辺市長ですね!私は以前より市政における情報発信やDX化が重要であると考え活動してきましたが、このコロナ禍でより一層その考えが強くなりました。今はコロナだけどサル痘のリスクも高まっているし、今後、新たな感染症が現れる可能性も高いです。先程「責任ある観光」の話をしましたが、国際空港を有するまちとして、「責任ある空港管理」が不可欠だと思います。「危機に強いリーダー」を目指し邁進します。

市長: 危機に強いリーダーは、成田市のみならず、全ての自治体リーダーに求められる条件であり、情報発信力はとても重要です。雨宮さんの本領発揮ですね!

雨宮: はい!頑張ります。本日は大変貴重なお時間をありがとうございました!

市長: 本当に楽しかったです!次は同じ立場で語り合いましょう!ご期待しています!

那須塩原市長 渡辺美知太郎

参議院議員(1期)を経て2019年から栃木県那須塩原市長。伯父は旧みんなの党代表の渡辺喜美氏、祖父は元副総理の渡辺美智雄氏。趣味は、美術館めぐり。座右の銘は「温故知新」。

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