活動日誌

入札等監視委員会を傍聴して思う。

今日は入札等監視委員会を傍聴しました。傍聴には数名の議員が来ていましたが、同じ会派から神埼勝議員も出席されていました。

 

当該委員会は小泉市長の入札改革の一環として取り入れられ、今回で8回目になります。

 

今回の審査対象は、平成22年10月1日~23年3月31日の入札及び契約手続きの運用状況についてで、昨年度下半期の発注工事件数は294件(建設工事207件、業務委託68件、物品購入等19件)でした。

 

適用した入札方法の内訳は、一般競争入札が216件、指名競争入札が1件、随意契約が77件(見積競争51件、特命随契26件)です。

 

こうして見てみると、指名競争入札こそ減ってきましたが、競争性が発揮されない随意契約の多さが目立ちました。もちろん、随意契約も自治法によって認められている手法ですので、世論が言う「随意契約=悪」ではありませんが、競争性が発揮されないことから予算の効率化、公平性、透明性においてデメリットがあるとされています。

 

当該委員会において実際に10件の選定事例について審議が行われましたが、質疑応答を聞く限り、随意契約を用いたものについては、いずれも緊急性があるために入札手続を簡素化する必要があるものであり、契約の適正性を感じるものでした。

 

 

また、その他の案件を見てみると、業務委託については落札率が予定価格のわずかに20%に留まっているものがありました。

 

これに対し、委員から「ダンピングの懸念」が指摘されたところですが、「今年度から全ての入札案件について最低制限価格を設けることになったため、今後はこうしたことは起こりにくいと考える」という答弁がありました。

 

思えば4年前、初めての一般質問で、本件と同じような案件を見つけ指摘したことがあります。

 

個人的には、予定価格に対してここまでの%で落札されてしまうと、確かにダンピングを懸念する一方で、そもそも予定価格の算定に問題があり、実は入札価格が正しいのではないかという疑問も生れてしまいます。。。

 

 

とはいえ、いずれにしても第三者評価機関を入れることで入札の適正性を審査し、その模様を広く市民に公開している当該委員会は、実に有意義といえます。

 

決して面白いものではありませんが、皆さまが納めた税金の使われ方の一端を垣間見ることができますので、是非、傍聴に足を運んでほしいと思います。

 

 

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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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