着服金額は9年間735万円!?成田空港対策協議会の不適切な会計処理が各紙で報道。一般質問で取り上げます!
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
昨日の新聞各紙に成田空港対策協議会の不適切な会計処理について取り上げられましたので、ここに報告します。
時系列では、5月末に実施される予定であった当該団体総会を開催するにあたり準備を進めていたところ、監査によりこのことが発覚しことがスタートになります。
以下が当時の記事。
会計担当が着服か 成田空対協 6/5(水) 千葉日報
成田市内の経済団体などでつくる「成田空港対策協議会」(空対協)の会計担当の男性(58)が、会計から不正に金を着服した疑いのあることが4日、同協議会への取材で分かった。年間30~50万円を数年にわたって着服していた可能性がある。男性は着服を認めているが、「5年か10年か分からない。何に使ったかも分からない」などと、あいまいな説明をしているという。同協議会によると、男性は約25年間にわたり会計を担当。同協議会では先月31日に予定されていた年次総会に向け、同月下旬に監事が通帳や帳簿、領収書などを確認したところ、会員から会費を集めた忘年会で、本来は必要のない本会計からの出金があるなど、不自然な出金や伝票が複数あることが判明した。男性に事情を聴いたところ着服を認めたが、説明があいまいで期間や総額は不明。
このため、同協議会では年次総会の延期を決め、引き続き男性に事情を聴き被害の全容を把握するとともに返還も求めていく。今後は理事会で刑事告訴の可能性も視野に、年次総会の開催に向けた検討を進めていくという。
加瀬間俊勝会長は「31団体が加盟し、市から年間108万円の補助金をもらっているのに、組織としての体を成していなかった。申し訳なかった」と話している。
発覚後は、速やかに不適切な会計処理が行われていたことを市に報告、総会は延期されることになりました。
そして今日までの間、同団体は内部調査を設置し、さらに第三者委員会により調査が行われ、目途が着いたことから8/29に総会が行われ、一連の状況について報告、その内容が紙面に踊ったカタチになります。
400万円不明金 理事が着服か 8/30 NHK
成田市の経済団体などで作る「成田空港対策協議会」は、昨年度までの5年間に400万円を超える使途不明金が確認され、会計を担当していた理事が着服を認めたとしてこの理事を解任しました。
地元の商工会議所や観光協会、それに青年会議所など、成田市内の31の団体で作る「成田空港対策協議会」によりますと、ことし5月、協議会の監事が経理に不審な点があることを指摘して内部調査が行われました。
その結果、昨年度までの5年間に408万円余りの使途不明金があることを確認し、会計を担当していた59歳の理事が着服を認めたということです。
理事は、9年前から1人だけで会計業務を行っていたということで、総会などの出席者が支払った参加費から現金を着服したり、架空の領収書を発行してその分を着服したりしていた疑いがあるということです。
協議会に、現金の出納帳は事実上、存在せず、チェック態勢は全く機能していなかったということです。
聞き取り調査に対して理事は「経営している店の運営資金などに使った」などと話したということで、協議会は、そうした調査も踏まえると、着服額はおよそ700万円に上るとして理事を解任するとともに弁済を求めています。
また、昨年度までの5年間に成田市から受け取っていた補助金、540万円の返還を市に申し出ました。
これを受けて市は、理事の刑事告発を検討しています。
成田空港対策協議会の加瀬間俊勝会長は「監査の体制が不十分で、大変、申し訳ありません。再発防止に努めたい」と謝罪しています。
本日の全員協議会において成田空港対策協議会の不適切な会計処理について報告されたので、かいつまんで報告します。
①着服期間:9年間
②着服金額:7.352.640円
③補助金の返納:補助金5年間分全額(108万円/年×5年)の540万円を市へ自主返納
成田市は今後、補助金の交付決定の取り消しと返還命令を行い、団体会計担当者に対する刑事告発を検討するとしています。
既に刑事告発を進めているようなので、これ以上は個別具体の事案に首を突っ込むことはあまりしないつもりです。
ですが、平成28年にも補助金にまつわる事件が発生しています。
(なお、わたしのHPのサイドバーにある検索ツールに「補助金」で検索いただければ過去のブログを確認いただけます♪)
この時もやはり私は一般質問に登壇し、大所高所から様々な指摘をし、改善を求め、決算特別委員会では委員長を仰せつかり、付帯決議も付しました。
それでも、再び「補助金の不適切な会計処理」が発生してしまいました。
このことは決して看過できない問題であり、今回のことも仮に成田市が被害者ぶるのであればそれは大きな間違いだと私は考えています。
9年間もの間、不適切な会計処理を見抜くことはおろか確認を怠ってきたわけですから、その一端は市にもあるわけです。
そこで今回の一般質問において、成田市の補助金行政の在り方を再び質すことにしました。
私の質問は9月6日の2番手。
先順位者によりますが、おそらく10時ごろになろうかと思います。
しっかりと準備を進めてまいります。
それではまた明日!
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む