継続的な議会改革の必要性を感じます。
●多くの皆さんに見て頂きたい一般質問
一般質問二日目となった今日も、引き続き6人が登壇しました。
昨日で私の出番は終わりましたので、質問者と執行部との議論に耳を傾ける一日となりましたが、主義主張は違っていても、その視点や論の展開には「なるほど。」とメモを取ることもあれば、「この質問で何を得たかったのか。」が見えてこないものも、間々ありました。
ですが、前期より登壇者が増えていることは事実です。さまざま視点から繰り広げられる一般質問を、是非、多くの市民の皆様にご覧いただきたいと思います。
●一問一答方式の意義
成田市議会では議会改革の一環として従来の一括質問&一括答弁方式だけではなく、新たに一問一答方式を選択できることにしています。
この一問一答方式の導入によって期待したことは、「単調な議論をよりわかりやすくすること。」「より深い議論を交わすことができるようになること。」「市民の皆さまにもわかりやすくすること。」などがありました。
ですが、そうした方式が導入されることによって自由度が増し、質問せずに言いたいことをただしゃべりっぱなしということもあれば、一問一答方式を採用しつつも、執行部との綿密な打ち合わせを行い、一言一句を間違えずに読み合う、一問一答方式によるセレモニーが横行している嫌いがあります。
このセレモニー化。
議員は執行部の答弁を把握することで次の質問を作りやすく、執行部は議員のその後の質問を把握できることで答弁書を作成しやすくなる。などの利点はあるのですが、これでは一問一答が期待する、議会の活性化は望めません。
ただ、質問をする以上、議員としてはどうしても取りたい答弁(実)があるはずなので、こうした譲歩によって、それが得られる場合も(?)ありますから、一概に綿密な打ち合わせを否定するわけにはいきません。
私の場合も、二回目以降の質問調整にはこれまでも応じていますが、議会改革としての一問一答を推進してきた一人として、程度(バランス)については考えるようにしています。
たとえば・・・
◎過去のデータや推移を聞くとき。(これをいきなり聞かれて誰であれ困ることですから、「○○の推移を聞くので資料をご用意ください。」と事前に伝えます。)
◎一回目の市長答弁から、もう少し突っ込むとより精度の高い答弁が得られそうなとき。→これは滅多にありませんが、こうした場合は、質問の流れや質問角度について部分的な調整を図ることがあります。
あとは、質問主旨を伝えて、基本的に議場でガチンコです。
一般質問では、質問者が好きなように質問をしていいので、ここからは議員各自の判断に委ねられますが、議論の活性化を目指す上では、一問一答方式の導入だけではなく、継続的な議会改革の必要性を感じています。
その意味では、現在、議会運営員会の委員として、また会派政調会に携わっていることから、こうした機会を活用し、自分の考える改革の方向性を提示していければと考えています。
さて、明日は一般質問最終日になります。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む