空港対策特別委員会行政視察 初日
今日から空港対策特別委員会の行政視察に参加しています。
スカイマークを使って成田からの直行便で初日の視察地である那覇空港に向かったのですがLCCのサービスを理解していれば特に不便もなく、快適な3時間半の空でした。
那覇空港は大阪航空局の管轄となっているため、当該事務所にて那覇空港の概要について説明をいただき、各施設について案内いただきました。
那覇空港の空港用地面積は全体で328ヘクタールあり、3000メートル滑走路が一本、運用時間は24時間となっています。第二次世界大戦以降はアメリカ軍に管理されていましたが、沖縄の復興に伴い日本に施設が返還され、1982年に飛行場の施設管理権が航空自衛隊に移行されています。
現在は民間航空便の空港を中心に、航空自衛隊、海上自衛隊、陸上自衛隊の航空機を主体とする部隊や沖縄県警航空隊、海上保安庁国空吉が飛行場内に整備されているのですが、最近は特に尖閣諸島の問題によって警戒態勢を取っておりF15が20機待機しているということでした。
またこの問題は便数にも影響が出ており、週当たり約70便あった国際線が、昨年の10月以降47便と大きく減ってしまっている状況にあるということでした。(なお、成田関空に次いで三番目の国際航空貨物取扱量を誇っており、東日本大震災の年を除き右肩上がりとなっています。)
次に那覇空港の拡張についてです。すでにエアアジアジャパン、ピーチアビエーションと就航を開始しているLCCに対応するために昨年10月に日本初となる専用ターミナルを貨物施設の一角を利用して整備、供用を開始しています。
↑整備前
また、現在は先の理由で減少傾向にある中国人観光客ですが、平成23年7月から始まったビザ発給の緩和により国際旅客増加を見込み、総事業費80億円を投じて26年春には新国際線ターミナルビルの供用開始を予定、利便性の向上が見込まれています。
そして、二本目(2700m)の滑走路を25年度中に着工するように準備を進めており、これが完成すると処理容量が現在の14万回から18,5万回へと容量が増えるということで、沖縄県という立地を最大限に活用した運用展開、そして将来需要を踏まえた整備推進を地域が一体となって進めていることが印象的でした。
さて、施設整備においては成田空港においても昨年のLCC2社の就航などに伴い、2014年度中に航空会社が負担する施設使用料を抑えたLCC専用ターミナルが第2ターミナル隣接の第5貨物エリアに整備されます。
国際線を要することからセキュリティの関係など那覇空港ほど簡素な造りにすることはできないようですが、搭乗橋(ボーディングブリッジ)は設置せずに、利用客はセキュリティーゲート通過後、歩いて飛行機に移動するなどといった必要最低限の簡素化された施設になる予定となっており、早期完成が待たれているところです。
夏ダイヤからのオープンスカイをはじめ、現在協議事項となっている弾力的運用など、成田の更なる発展を実現すべく、政治に携わる身として責任を果たしてまいりたいと思います。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む