シンギュラリティ。AI(人工知能)が人を超え、政治を執る可能性はあるのか!?
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
先週は多古町長選挙、今週は山武市長選挙、同市選出の県議会議員選挙、同市議補欠選挙、そして今週末から香取市長選挙、市議補欠選挙、市川市長選挙と選挙が多い日程を過ごしています。
そんな今日は、AI(人工知能)が政治を執る可能性について。
「この難しい時代を乗り越えるために必要なのは、人間の力ではなく人工知能。人間の力を超える人工知能が必要です」(松田道人候補)
無所属の松田道人候補(44)。IT関連会社を経営していた経験をいかし、政策の大部分を自分の考えではなく、AIの判断に任せると訴えています。ポスターには本人の顔はなく、AIのイメージを前面に。
問題点の洗い出しや不正の監視に役立つというのです。まだAIは開発段階で、どこまで何ができるのか、開発費用などもわかっていませんが、松田候補は「AIを使った予算編成で無駄を減らすこと」などを公約としています。
「(AIの利点で)一番大きいのは、公正無私であるということ、汚職がなくなるということ。次の自分の選挙で勝つことだけを考えないで、本当に日本の未来を見据えた判断は人工知能にしかできない」(松田道人候補)
「AIが人間を超える。」孫正義氏が広めたシンギュラリティ(技術的特異点)。
現在の職業の50%はAIにとって代わられるとされる報告があるなか、今回のAI候補者の立候補から思うことは、政治家もAIにとって代わられる可能性があるということです。
まず、AIによって最大多数の最大幸福を得ることが可能です。
昨年、長男がグローバルユース国連大使としてフランスに渡航、そこでの研修成果としてあげていたのが、先進国のフードロスを途上国に回すだけで世界の「貧困問題」が解決する。というものでした。
(実現可能性は別にしても理論値としてはとても正論です。)
こうした理論値を導き出し、結論付けることはAIの専売特許です。
AIによる合理的判断がなされるのであれば、資源の偏りや国の発展状況や潜在力を把握し、平等に配分することで貧困問題だけではなく、様々な課題解決が図られると思います。
(もちろん豊かさも平均化されることになりますが。)
また、ただの御用聞き議員であれば、今後間違いなくAIに淘汰されることになると思います。
インターネットやSNSを活用した住民からの御用聞きプラットフォームを構築すれば、圧倒的多数の声(ビックデータ)を政策へと反映することが可能な時代だからです。こうなれば、住民の意見を聞いて咀嚼もせずにそのまま届けようとする議員は不要と言えるでしょう。
既にこの取り組みを公約に家入一真さんが「#ぼくらの政策」として、有権者から政策を集める試みをもって東京都知事選挙に出馬された経緯もあります。
(政策を持ち寄ってSNSを通じて投票し、その意志を反映させる方法です。)
では、本当にAIが政治を担うことまでできるのかというと、やはり現時点では難しい・・・というのが私の立場です。
AIには、政策立案能力やクリエイティビティがまだないからです。
ビックデータの収集はもちろん、分析や情報処理の分野ではAIに勝てませんが、多数決では解決困難な課題、マイノリティでありながらも汲み取るべき政策、社会的弱者への対応などは、AIにリーチは難しいと思います。
現時点での理想は、SNSをはじめとした技術革新を取り入れながら活用できる「人」議員がまだ重宝されるのではないかと思います。
とはいえ中途半端な活動では有権者からはもちろん、AIにとって変わられる可能性がある時代。
日々に尽力していきたいと思います。
それではまた明日!
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む