活動日誌

成田空港機能強化に驚きの提案!タブーとされてきた22時台10便規制の廃止も盛り込む!

成田国際空港のこと

こんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。

 

さて本日、空港対策特別委員会が開催されまして昨日おこなわれた空港機能強化について議論をしている四者協議会について報告されました。

 

<成田空港>飛行3時間拡大…第3滑走路も提案

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160927-00000076-mai-soci

(毎日新聞)

国と成田国際空港会社(NAA)は27日、千葉県、空港周辺9市町と4者協議会を開き、騒音対策で設けられている成田空港の深夜・早朝の飛行制限時間を現在の午後11時~午前6時から午前1~5時として3時間短縮する案を提示した。空港の機能強化の一環で、第3滑走路3500メートルの整備方針も伝え、騒音の影響範囲も示した。

ー省略ー

この日に示された第3滑走路の案は、1000メートル延長し3500メートルにするB滑走路を妨害せず、独立運用でき、住民の立ち退きも約200軒と、他の案に比べて少ないとしている。今後、騒音の程度に基づき移転・補償対象となる住民と交渉する。

 

 (航空写真にだいたいの場所を私が色付けしただけです。イメージとしてご覧くださいませ。)

 

黄色いマーカーが、三本目滑走路整備箇所。

緑マーカーが、B滑走路をさらに北側に1000m伸ばし、3500m滑走路とする案です。

 

あ、先に言っておかなくてはなりません。(市民の方からも「はずれたね!」と指摘を受けましたしw)先日ブログに書いた私の予想は、良い方向にばっちり外しました。

 

【「運用時間の拡大」が指すのは、カーフュー弾力的運用の緩和か?運用時間そのものの拡大か?】

http://www.ama-shin.net/blogs/narita-air-port/3605/

 

ただ、言い訳をさせていただきますね!


成田空港は現在、発着容量が30万回なのですが、昨年の実績が約23万回とあと数字的には7万回余っている状況となっているのです。

 

ですから、基本的にはまずはこの7万回を飛ばして、それでも需要に応えることができないから!

容量が足りないから機能強化を!っというのがストーリーだと思ったのです。

 

そのために高速離脱誘導路や管制機能の高度化を図るなどすでに進められている整備もありますので、それらの目途が一定程度たって、順調に残りの7万回を埋めるほどの需要を獲得して実績を積み上げ、

「これ以上の需要を賄うためには機能強化しか方法がありません!」っというそのタイミングを見計らって提案されるものだとばかり。。。

 


さて、言い訳はこのぐらいに、提案された資料の抜粋をどうぞ。



NAA(成田国際空港株式会社)によると、容量として数字的には7万回余っているものの、上図のとおり、需要の多い時間帯(ピーク時間帯)はすでに満杯状況でどうにもならない状況になっているとのことでした。

 

また、成田空港は22時台が10便規制されているため、この21時台にも影響がでていることがわかり、貨物にも影響が出ています。

 

今回の容量拡大提案によって直ちに50万回の飛行回数を想定するというよりも、需要の多いピーク時間帯の時間当たりの運行回数を引き上げていきたいという考えだと思います。




続いて、驚きなのがこちら。

 

運航可能時間を5時から25時までとしてほしい。とする運用時間拡大の提案がありました。

 

2012年末からわずか99日という短期決断をしたカーフューの弾力的運用を廃止し、さらに空港開港時から金科玉条のごとく守られ続けてきた、22時台の10便規制も廃止するという、なんとも積極的な提案です。

 

以上、3本目滑走路の整備、B滑走路の北側延長1000mによる3500m化、運用時間の拡大により、空港容量50万回へと強化されることになるとのことでした。

 

そして、これら機能強化によって騒音影響区域(コンター)が拡大されるため、上記範囲となり、移転対象地区なども明らかになりました。

 

この資料をみるだけでも、機能強化に対するNAAの意気込みが伺えます!!

 

正直にこのタイミングでは、三本目滑走路の整備や、B滑走路の延長、夜間飛行制限の緩和といった機能強化した場合のそれぞれのコンターを示すだけだと思っていましたが(甘かった!)、ここまで積極的な提案が出た以上、国やNAA、県、市においては騒音地域にしっかりと住民説明を行い、それに相当する騒音対策を講じることを約束し、理解を求めていただきたいと思います。

 

また、かねてから議会の一般質問で提案をしてきた、羽田空港が機能強化を進めるにあたって取り入れているオープンハウス型の説明会が実施されることになった旨の報告もあり、ガッツポーズ!

 

引き続き、空港政策について掘り下げていきながら、議員としてだけではなく、成田青年会議所や商工会議所青年部の一員として、多くの住民を巻き込んで成田の未来を考える仕組みづくりに尽力してい行きたいと思います。

 

それでは、また明日!

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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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