ワクチン接種Q&A、行政に求められる丁寧な情報提供と、接種しない人に同調圧力を与えない配慮。
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
いよいよ、新型コロナのワクチン接種が明日17日から開始されることになりそうですね。
医療従事者ワクチン接種 17日から開始の考え
菅総理大臣は「あさってには、医療関係者への接種を開始したい。1日も早く、国民に安全で有効なワクチンを届けられるよう、全力で取り組んでいく」と述べました。
https://t.co/1MTkvhiChX— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) February 15, 2021
接種スケジュールは・・・
明日から1万人~2万人程度の医療従事者に先行接種が開始されるとしていて、国立病院機構など全国の合わせて100の病院で、同意が得られた20歳以上の医師や看護師などが対象となるようです。
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続いて3月中旬をめどに残る370万人の医療従事者に接種が行われ、
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4月からは65歳以上の高齢者3600万人を対象に接種を始めるとしています。
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その後、基礎疾患のある人820万人に実施され、
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高齢者施設などの職員200万人を優先しながら、順次、接種を進めるようです。
私を含め一般のみなさんにワクチン接種機会が回ってくるのは少し先になりそうですが、ワクチン接種開始後におけるアメリカと、イギリスの新規感染者数は激減してるので、ワクチンの効果には期待しています。
政府には日本へのワクチン確保に尽力いただかなければなりませんが、こうした動きを受け成田市などの地方自治体は、ワクチン接種という前代未聞の事業を混乱なく成功させるという使命があります。
先日参加した政友クラブの勉強会においても、いわゆる川崎モデルでのシミュレーションで浮き彫りとなった課題が、
・被験者のワクチンへの理解が乏しいこと
・ワクチン接種におけるアレルギーなどの不安の払しょく
と、オペレーション依然の被験者への丁寧な説明と理解という基本的で一番大切なことでした。
他市同様、成田市でも集団接種やかかりつけ医による接種など、最適な接種体制の構築に向けた検討がなされていますが、遅滞なく、混乱なく、より多くの対象者に速やかに接種いただくためには、適切な情報提供と丁寧な説明が不可欠です。
今後、行政からもワクチン接種に関する説明や情報提供が行われると思いますが、このほどワクチン接種におけるQ&Aの記事(時事通信)がわかりやすかったので、ご参考いただければと思います。
(https://www.jiji.com/jc/v4?id=20210215cvvqa0002)
◆ファイザー製ワクチンはどういう仕組み?
「RNAワクチン」と呼ばれる種類で、接種すると体内に新型コロナのたんぱく質が作られ、それに対する抗体などができて免疫(抵抗力)を獲得する仕組みです。
◆接種は誰が対象?
16歳以上の全国民で、外国人も対象です。ただし、過去にワクチンの成分で強いアレルギー反応「アナフィラキシーショック」が起きた人は対象外です。
◆子ども、妊婦、高齢者など接種の対象に制限はある?
16歳未満の子どもは対象外です。妊婦は、接種による有益性が危険性を上回ると医師が判断した場合にのみ接種されます。体が弱い高齢者も、医師が問診などを慎重に行い、問題がないと判断されれば接種できますが、接種後の健康状態を十分に観察することが必要です。
◆接種費用はいくら掛かるの?
国が負担するため無料です。
◆ワクチンは効くの?
ファイザー社の臨床試験(治験)では、95%の予防効果が確認されました。ワクチンを接種した人の発症者数と、接種しなかった人の発症者数を比較すると、ワクチンを接種した人の数はしなかった人の5%にとどまりました。発症率が95%下がった計算になります。接種が広く進めば、人口の大半が免疫を持つ「集団免疫」による流行の収束が期待されますが、ただワクチンが感染すること自体を防ぐかどうかや、効果がどのくらいの期間続くかなどは分かっていません。
◆安全なの? 副反応は?
接種部位の痛みなどはあり得ますが、重篤な副反応はほとんどないとされています。治験参加者のうち、接種部位の痛みが66~83%、疲労感が34~59%、頭痛が25~52%で報告されました。これは、インフルエンザワクチンより多く程度も強いですが、肺炎球菌ワクチンに比べると大きな差はないと専門医はみています。米疾病対策センター(CDC)によると、アナフィラキシーショックは接種約20万回に1回見られたといいます。接種後も会場にとどまり、すぐに治療を受ければ回復可能です。
◆接種スケジュールは?
国立病院など100カ所の医療従事者への接種が17日にも開始されます。3月中旬に他の医療従事者、65歳以上の高齢者は4月1日からの開始を目指しています。高齢者の次に、基礎疾患(慢性呼吸器疾患や心臓病、糖尿病、肥満など14種類)がある人や、高齢者施設の職員ら―という予定です。一般への接種開始時期は未定です。接種主体となる市区町村が接種券(クーポン券)の準備を進めており、厚生労働省は3月中旬の郵送開始を目標としています。
◆どこで接種できるの?
市区町村などにより異なります。市民・区民センターや小中学校の体育館などを接種会場として集団接種するケースや、かかりつけ医での個別接種を行う場合、高齢者施設での出張接種もあります。またショッピングモールなどの大型商業施設を接種会場として調整している自治体もあります。
◆接種回数は?
3週間の間隔を空けて2回接種します。
◆打たなきゃ駄目なの?
国民は接種を受けるよう努めなければならないという「努力義務」となっています。接種を受けるかどうか最終的に決めるのは本人(または保護者)となります。
◆他に注意することは?
接種を受けるかどうかは、真偽不明の情報に惑わされず、信頼できる情報源の科学的データに基づいて冷静に判断しましょう。心配な人は接種前の予診時に医師と相談するといいでしょう。
以上となります。
市行政には、市民が何に不安を抱いているのか適切に把握し、ワクチン接種の科学的根拠と副反応が出た場合の対応などを丁寧に伝えていかなければなりません。
また、ワクチン接種しないと判断された方への配慮も必要で、そもそも接種が「努力義務」である以上、過度な同調圧力を与えないよう、丁寧に推進していってほしいと思います。
それではまた明日。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む