【台風15号の爪痕】7日目「伝統芸祭り」開催に賛否はありますが『自粛』は批判への逃げ道にはなるけど地域の活性化には寄与しません。
台風15号の被災から7日目を迎えました。
成田市の表参道では今週末、当初の予定通り「伝統芸能祭り」が開催されました。
すると、演者として参加されている方からはこんな投稿がありました。
山車小屋被災したけど…これから成田伝統芸能祭りに参加します❗
まだ停電が復旧していない所もありますが、成田から元気を発信します❗よろしくお願いします🎵😊 pic.twitter.com/v8mpAc0IXt— 東バッティングセンター@成田市 (@azuma_bc) September 14, 2019
演者の方も心配されるほどに、これについては様々な議論があると思います。
一面では甚大な被害により手が負えず、災害救助法も適用され、自衛隊が助けに来てくれているなか、その一方で復旧に向けて動くのではなく、市職員たちがお祭りの運営を行う。
「不謹慎ではないか!?」
「そのマンパワーを一刻も早い復旧に向けるべき」
こうした批判はわたしの元にも多く届きましたし、被災された方を思うとその批判は免れないと思います。
(引用:集合写真はうなりくんのSNSより)
ですが、現実的には今回の被害を解消できるのは主に電気事業者だったりしています。
また、倒木処理についても、電線が絡んだ倒木処理は電力会社側だけが処理することができるようになっていて、道路管理者である市側は処理することができません。
成田市としては電力会社の後方支援や、依然として復電していない地域への可能な限りのケアをしつつ、復旧活動は電力会社に注力いただくべきです。
そして、その上で実施できるのであれば、あえて『自粛』せずに、観光客をお迎えして経済活動してもらうことが、地域の活力に変わっていくと思います。
さまざまな批判もあるかと思いますが、演者の皆さんは堂々とおもてなしていただきたい。
と申し上げました。
『自粛』は周囲からの批判への逃げ道にはなりますが、地域も活性化しないし、楽しみにしてくれている人達を幸せにもしません。
なにより街も元気にはなりません。
持ち場持ち場ということで、わたしは今年のお祭りにはご遠慮し、被災地対応に奔走していましたが、お祭りは滞りなく終えたということで何よりでした。
復旧にはまだ時間がかかるようですが、一日も早く日常を取り戻せるよう、力を注いでまいります。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む