相次ぐ内定取消に成田市が緊急雇用対策で任期付職員選考試験を開始も懐疑的な声。
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
先週の議会最終日に、書面で通知報告されていましたが、まさかNHKなどで報道されると思わず、ブログやSNSでもご案内していませんでした。
【緊急的な雇用対策として任期付職員選考試験を実施します】
【成田市が職員緊急採用 学生支援】 NHKより
新型コロナウイルスの影響で就職の内定を取り消された学生などを支援しようと、千葉県成田市は緊急的な雇用対策として5人程度の職員を採用することになりました。
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、企業が業績の悪化を理由にこの春入社する予定だった学生の内定を取り消すケースも出ています。
こうした状況を受けて、千葉県成田市は緊急的な雇用対策として、来年春までの任期で5人程度の職員を採用することを決めました。
募集するのは、窓口で戸籍や税金のサービスなどを担当する一般行政職で、平成14年4月1日までに生まれた18歳以上の人が対象です。
働く期間はことし5月1日から来年3月31日までで、23日から来月6日にかけて応募を受け付け、採用試験を行う予定です。
小泉一成市長は「内定取り消しや職を失われた方々が、前向きな気持ちをもって新たな目標を見つける機会としていただきたい」とコメントしています。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けての取り組みということで、試みは評価したいと思います。
ですが、実際の内容をみてみると5人程度の採用と枠は少なく、内容も正規職員ではなく任期付職員の募集となっています。
SNSでは、
『これ単なるバイトじゃん。何の意味もない。こんなバイトするなら他で働いた方がマシ。』
『1年間のバイトなら、違うバイトするでしょう。』
『任期付職員って(本当に学生たちの)支援になるのかな。』
といった、懐疑的な見方をされている方々が散見されます。
成田市の支援したいという気持ちは評価しますし、こうした支援の輪が広がっていくことを心から願うものですが、この内容であれば就活サイトに登録してあげたり、成田商工会議所をはじめ市内事業者への斡旋をサポートした方が、学生や企業にも有益のような気がします。
この内容だと、市が欲しかった人材を、この機会に便乗してタイトルを変えて募集しただけのようにも取られかねません。
何もしないよりは、手を差し伸べた方が良いので支持はしますが、どうせやるなら対象者に遍く支援が届くよう、もう少し政策的にやって欲しかったです。
さて、内定取り消しを防ぐための政府の取り組みとしては、厚生労働省が雇用を維持した企業(要件あり)に「雇用調整助成金」を出しています。
この制度は、企業都合で社員を休業させる場合、企業が支払うべき休業手当の費用の一部を助成するものです。
本来は、雇用保険の加入期間が6カ月に満たない新入社員への休業手当は助成の対象にならないのですが、コロナ特例として、期間を考慮せずに助成対象としています。
(特例は7月23日までに休業を開始した場合の企業)
対象事業者の方はご検討いただければと思います。
当の私も学生時代、金融不安やITバブル崩壊の煽りを受けた就職氷河期世代ですので、身をもって社会不安定時の就活の大変さを知っています。
ありきたりの言葉かもしれませんが、学生の皆さんには引き続き、就職活動を頑張ってほしいと思います。
それではまた明日!
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む