野田首相の再選と「日本維新の会」の鈍化
野田佳彦首相が投票権を持つ国会議員336人の6割超の票を獲得、そして地方議員や党員サポーター票についても7割以上のポイントを獲得して再選を決めたそうです。
衆議院の民主党議席数は247となっており、維新の会への離党を踏まえるとあと6人が離党することで単独過半数を下回ることになります。
なにより民主党総裁選に立候補した原口氏は選挙の結果次第では離党もありうる、という報道も出ています。
今回の勝利を受けてどういった行動にでるのかわかりかねますが、政権維持の舵取りは容易ではありません。
個人的には、誰が立候補をして戦ったとしても、党内の中で代表が決まったのですから、その党員は誰が代表になってもノーサイドで協力するのが筋ではないかと思いますが、このあたりこそ民主党自体が烏合の衆であることの証左だと思っています。
翻って、圧倒的なパーソナリティを武器に今度は国政進出を決めた橋下市長率いる「日本維新の会」ですが、その支持率が当初よりも鈍化しています。
読売新聞の次期衆院比例の投票先における調査結果では、自民党支持率は31%とトップになっており、日本維新の会は16%になっています。
さらに驚きなのは、御膝元であるはずの近畿ブロックにおいても、日本維新の会を退けて自民党が1位となっていました。
また、朝日新聞の調査においても、比例投票先は自民党が23%、民主党15%、日本維新の会5%となっています。
橋下氏個人への期待の高さ≠「日本維新の会」への期待
ということでしょうか。
個人的には「橋下氏のパーソナリティが知事選にまで大きく影響するとは考えにくい」と予測するも、みごとにはずしています ので、極するところ蓋を開けるまで分かりませんが、国政の動向についても注視していきたいところです。