活動日誌

トリプル選挙の結果を受けて考える

昨日、愛知県知事選と名古屋市長選挙、そして政令市で初となる市議会解散を問う住民投票が行われました。結果は、大村氏、河村氏の地域政党が圧勝。
 そして、住民投票についても実に7割が解散を支持しました。

 

 『市民から選ばれて議員になり、その民意で今度はバッジを外すというのは、無念だ。』

 これは、名古屋市議会議長の言葉です。

 

 なんとなく真新しいということで、面白半分に報道されている感を受けていましたが、今回の名古屋市長選挙は、二元代表制という地方自治の在り方、地方議会の在り方を問う選挙だったと思っています。

 

 政策について言えば、昨年末の成田市長選挙の時にも「市民税10%減税」について明確に否定(12/2225までの日記を参照下さい。)したところですが、名古屋市の赤字体質の中にあっても「減税」するというポピュリズム的政策は、近視眼的バラマキ政策にすぎず、施行すればさらなる財政赤字を生み出し、表向きで訴えている行政のスリム化とは逆行、次代へ更なるツケを負わせることになります。

 

 また、現行法において明らかな越権行為でもある議会改革としての「議員報酬の削減」や「議員定数の削減」は、そもそも首長主導で行われるものではなく、議会の議員が自ら変革させる事案です。

 なにより議会のリコールを先導する行為も、本来首長が推し進めるものではありません。

 

 これらの行為は全て、二元代表制を否定するものであり、個人的には納得しかねるものがありましたが、強烈なパーソナリティを持った候補者であり、世論への影響力が強いことから、選挙戦では、私の想いに反する結果になることは残念ながら想定していました。

 

 ただ本質的にはリコールを含め、メディアへの露出が強い圧倒的パーソナリティを持った人物の先導によるものではなく、自分たちが住む街については自分たちで考えるという住民自治を市民運動から発動することの重要性を感じます。

 

 個人的には、新しい政治の流れは首長と議員の両輪、お互いの切磋琢磨によってのみ生れてくると考えており、次回の一般質問でも、議員の権能については少し触れようと思っています。

 

 残念ながら地方自治体や議会の現場について報道されることは、決して多くありません。

 

 ですが、市民の皆さまが地方議会や地方政治に、より注目いただくことで議会は大きく様変わりします。

 

 その意味でも、成田市議会の一員として今後も皆さまの市民サービスの在り方、税金の使い方について議論をしている成田市議会にもっと目を向けていただけるよう、雨宮しんごの伝える政治を実践、活動を加速させていければと思います。

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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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