成田市の『成田空港政策』における現状と課題に対する雨宮しんごの考え。
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
今日は、成田市が今後も発展を続けるために必要不可欠な存在である『成田空港政策』についてお伝えしたいと思います。
成田空港開港40年。雨宮しんご40歳。
この地に共に生まれ、成田市に育ててもらった同年である成田空港には、熱い思い入れがあります。
私のライフワークである空港政策については、昨年3月に兼ねてから推進してきた発着回数30万回から50万回へのさらなる機能強化が合意され、第三滑走路の整備をはじめ、B滑走路1000m延伸、それに、夜間飛行制限の緩和などが盛り込まれました。
さらに、本年2月4日には、A滑走路の夜間飛行制限変更の実施時期が平成31年冬ダイヤ(10月末~翌年3月末)から深夜に1時間延長され、現在の17時間(原則午前6時~午後11時)が18時間(原則午前6時~翌日午前0時)になることが合意されました。
成田空港の発着時間が延長されるのは、開港40年で初めてのことです。
これらが整備されれば、空港敷地は2400haという世界にも比肩する名実とも日本最大の国際空港となります。
ですが、海外に目を転じると、中国・北京第二空港を始め、上海浦東空港、香港空港、韓国・仁川空港、シンガポール・チャンギ空港などアジア主要空港において新設滑走路の整備など大規模な空港機能拡張が進められており、日本を取り巻く国際空港間の路線獲得競争は一段と激しさを増しています。
さらに、政府方針である2030年には訪日外国人6000万人の達成に向けて整備を進捗させるためには、各機能強化策を速やかに推進し、日本の国際空港から、アジアの成田国際空港として更なる躍進を進めるべきだと考えています。
また、比較対象に挙げられる「成田」と「羽田」という地理的劣位性を解消するためにも、成田・東京アクセスの改善が必要です。
先の3月定例会議の代表質問においても求めたところですが、成田スカイアクセス線とJR線が併設されている単線区間の複線化への取り組みと、圏央道や北千葉道路と国道295号への接続などの空港周辺ネットワークの展開を進めるべきです。
特に都心直結線構想の実現による都心とのアクセス向上は、今後見込まれる空港旅客の増加による混雑の分散になることはもちろん、災害時の代替機能の強化が期待されます。
そして、空港の発展は騒音下住民の皆さまのご理解の上に成り立つものであり、空港の発展と同時に、それ以上の生活環境の改善を進めていかなければなりません。
騒音地域住民の皆さまからは、「今後のスケジュールの明確化」、「落下物事案への適切な対応」、「内窓設置区域の拡大」が要望されており、速やかな対応を講じる必要がります。
騒音はこの地に空港がある限り恒久的に続く課題です。
だから!
わたしはこれまでも空港周辺地域住民の皆さまの視点に立った対策や枠組みを検討すべく、政策提言を行ってきました。
そして、成田国際空港を核とし、将来にわたり持続可能な自治体であり続けるため空港機能強化を速やかに推進し、住民の皆さまへの丁寧な説明と騒音地域への十分な対策を講じて国際都市づくりを進めていきたいと考えています。
これからも、一緒に。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む