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雨宮しんごの活動日記

保育士のための「なりた手当」導入も、一義的には国が保育士賃金の底上げを図るべきです。

政策

皆さんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。

 

「待機児童」の解消には、施設整備といったハードに加え、保育士も不可欠です。

 

当時、県内最多となる待機児童を抱え、全国でもワースト2位だった船橋市が2015年度から取り組んだのが、待機児童解消のための保育士確保策でした。

 

〇保育士家賃補助制度

経費を国と市が半額ずつ負担するため、上限額内であれば事業者も負担ゼロ!

 

〇修学資金貸付け制度

月額3万円支給。保育士養成施設で学ぶ全期間支給され、卒業後に市内保育所等に保育士として就業、一定の勤務条件を満たした場合は返還免除!

 

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これだけに留まらず、2016年度から更に、月額給与&期末手当の上乗せをスタート。

 

なんと船橋市内の私立保育園、認定こども園に勤務する保育士に対し、年額最大36万円を上乗せするという超優遇策に打って出たのです。

 

噂を聞きつけ、周辺自治体で勤めていた保育士が一気に船橋市に集まり、保育士は充足。

 

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しかし、この独自の取り組みがはじまり、自治体間による保育士争奪戦が勃発したのでした・・・。

 

まもなく、成田市で保育施設を経営される方から「船橋手当」による影響を受けているとの相談があり、わたしも早速、担当課に成田市でも同等の手当てをつけるよう提案したのですが、当時は、

 

周辺自治体とのバランス、そして過当競争となることを憂慮、早々の市独自手当の導入による保育士確保策の実現には至りませんでした。

 

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しかし、それでも待ったなしで右肩上がりに増え続けていく待機児童。

その解消に向けて施設整備を行うも、保育士の確保がやはり課題となりました。

 

そこで新年度、ようやく重い腰が上げ「なりた手当」の導入となりました。

 

 

保育士確保「なりた手当」私立給与格差改善 成田市、勤務年数に応じ  (東京新聞)

  http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201702/CK2017022502000132.html

 

成田市は二〇一七年度、市内の私立保育施設で勤務する保育士の給与増額のため、勤務年数に応じた新たな補助制度「なりた手当」(通称)を始める。待機児童問題の解消に向け、保育士を確保しやすい環境を整える。一七年度予算案に、関連費用として二千七百三十六万円を盛り込んだ。

(省略)

市内の待機児童は一日現在で九十七人。一七年度には七施設が開園し、定員も四百人以上増える。だが需要の多いゼロ~一歳児の保育では、より多くの保育士が必要となる。

同課の担当者は「施設と同様、保育士の数も重要。働きやすい環境づくりで、成田で働き続けてもらえるようにしたい」と話した。

 

成田市は勤務年数によって変動する優遇措置を講じるとしていて、

1~3年以下だと6000円/月

16年以上だと21000円/月

となっています。

 

船橋市以外にも、柏市や浦安市、松戸市、市川市、佐倉市など多くの自治体が独自優遇策を講じています。

 

ですが、こうした策をもってしても、保育士の賃金は他職種に比べて低いことから、「労働の対価に見合わない。」という声が聞こえてきます。

 

成田市のように一定程度の財政力を有する自治体であればこうした手当を始めることもできますが、それにも限界があります。

 

国主導で待機児童解消に乗り出した以上、保育士賃金の底上げを図ることで、その責任を果たすべきです。

 

それではまた明日!

成田市議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型 (さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学大学院 修士
  • 成田青年会議所・成田商工会議所青年部
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員