中国の爆買いが一服。ここから日本の観光の真価が問われる。
こんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
まずはこちらの図をごらんください。
http://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000289.html
「訪日外国人消費動向調査 平成28年4-6月期結果」より
観光庁がこのほど発表した訪日外国人消費動向調査 平成28年4-6月期結果をみると、あらためて中国の旅行消費額の多さに驚かされます。
今年も右肩上がりで中国人の訪日者数は増加、消費額全体としては伸びていますが、一人当たりの消費額が22万円現となるなど「爆買い」は落ち着いてきています。
この背景は、円高と中国政府による関税の引き上げがあり、成田空港内にある免税店の5、6月の売上高が前年同期を26%下回った原因についてもNAAはこのダブルパンチにあったと触れています。
爆買いが一服した一方、前年度よりも消費割合が増えているのが、宿泊費、飲食費、交通費となっています。
その意味では、日本で「買い物する」ことから、日本の「観光地を巡る」ことへと外国人旅行者のスタイルに変化が出始めてきていると捉えられることもできるのではないでしょうか。
外国人が訪れてくる旅行のこと「インバウンド」と言いますが、価格面での訴求効果が失われつつある今、日本の観光はここからが真価を問われることになることは言うまでもありません。
さらにインバウンドを強化するために、観光立市をうたう成田の観光的魅力を強化、発信すべく、議会に限らず、あらゆる機会において声を上げていきたいと思います。
それでは今日はこのへんで。