焼却灰の放射能濃度、焼却灰受け入れ施設操業停止に伴う対応
11/4に測定した「いずみ清掃工場」の焼却灰における合算セシウムが914ベクレルになりました。(8/26測定時は877ベクレル)
いずみ清掃工場の焼却灰については、これまで民間業者(市原エコセメント株式会社)により溶融固化し、エコセメント化されていましたが、11月2日に当該民間工場施設の排水から基準を上回る排水が検出されたことから千葉県の指導が入り、操業が停止になってしまいました。
そこで、いずみ清掃工場の焼却灰を抑制するため、11月から3月までの約6450tの可燃ごみの焼却を株式会社ナリコーへの委託により処理するため、今回の補正予算に1億4千600万円が一般廃棄物臨時償却委託料として計上されています。
焼却灰のセシウム増加を抑制するために焼却量を抑制するという対応は、緊急避難的措置にすぎませんが、ゴミという意味では市民生活に直結していることから迅速な対応を求めたところです。
なお、成田浄化センターのし尿焼却灰については、茨城県で堆肥化処理をしていたのですが、7/7以降11/3の測定についても焼却灰が合算セシウムで992ベクレルと堆肥の基準値200ベクレル/kgを超えたため、引き続き一般廃棄物として、県内の最終処分場への埋め立て処理を行っています。
ちなみに、国の埋め立て処分可能基準値は8000ベクレル/kgとなっているため基準値は下回っています。