セシウム牛肉の発端たる稲わらの状況。そして、新たに
風こそ強い一日でしたが、今日は久しぶりに涼しい一日でした。
さて、セシウム牛肉問題の発端となった「稲わら」について、千葉県が県内の肉牛農家全353戸を対象に緊急実施した稲わら購入状況調査によると、福島第1原発事故後に県内6農家が宮城県内の業者から購入していたことが19日にわかりました。
報告によると、原発事故以降に稲わらを購入したのは、宮城県以外からも含めると57戸で、うち6戸が宮城県内の餌販売業者2社から計112トンを購入しており、内すでに77トンは給餌済みであることが分かっています。
すでに、6農家からは226頭が県内や都内に出荷されているため、放射線検査を実施することになっているようです。
県は、残っていた稲わらの放射線量を検査するなど、6農家が購入した稲わらが宮城県内のどこの地域で収集されたもので、実際に汚染されていたかの把握に努めると共に、検査結果が判明するまで、稲わらの給餌と出荷を自粛するよう求めています。
なお、成田市でも同様に調査されていますが、問題がないことが確認されています。
こうした中、新たに牛肉が計461.8kg県内に出荷されていたことが分かりました。
出荷先にはやはり成田市も含まれており、既に283.1kgが販売済みのようです。
残る178.7kgについてはさらに調査を行いセシウムの線量測定が行われることになります。