成田市で販売されたセシウム牛肉問題について
大気や水の放射性ヨウ素から、次はセシウムへと問題が移り変わっていますが、このほど、東京都の検査で国の基準値の4倍以上に当たる1キロ当たり2300ベクレルの放射性セシウムが、市販ルート上の牛肉から検出されたことが分かりました。
そして、この牛肉の一部がイトーヨーカドー成田店とイトーヨーカドー食品館おおたかの森店(流山市)で、「国産黒毛和牛サーロインステーキ用」などの商品名で7月1~10日に計41.7キロが売られたことも、当該企業から公表されています。
それによると、成田市では7/1~10の間に21.8kg、286パックが販売されたようです。
3.11以降、政府の遅々として進まない対策には怒りを禁じ得ません。本件により、福島県産の食材への風評被害を含めた影響が拡大することは必至です。
政府見解によると、「今回の牛肉を一年間毎日食べたとしても、CTスキャン等より放射線量は少ない」とのこと。
個人的には、安全宣言の大安売りをすることが政府の役割ではなく、こうした問題に対し、出来る限りの検査によって市場に出回るモノの安全確保に努める責任が、政府にあるのではないかと思います。