学校間の評価格差の是正に取り組んでいます!
これも余震・・・なのか、この夕方に震度6弱が福島県を襲い、成田市では震度4を計測しました。震源地がどんどん南下しているのが気がかりでなりません。
災害状況については、私も出来る限り報告させていただきますが、皆さまにおかれましてもどうぞ留意ください。
さて、いよいよ地方統一選挙の後半戦、私が挑戦する市議会議員選挙が17日告示されます。
本来であればこの4年間の市政での活動実績や、次の4年間に向けての具体的に提案していこうと考える政策毎に、3月下旬以降から掘り下げてお伝えしていく予定でしたが、震災以降、未曾有の国難においては成田市の被災状況や取り組みなどをお伝えすることが最優先と考え徹してきました。
未だ予断を許せる状況ではありませんが、災害後に比べると情報網がだいぶ整理されてきたことから、雨宮しんごHPにて「1期4年間の成績表 」、「ビジョン 」をご確認いただきつつ、ピックアップしながら私が取り組んでいる政策についても、お伝えさせていただこうと思います。
●学校間の評価格差を是正!!
高校入試の合否判定に大きく影響する内申書(内申点)には、実は統一された評価基準がなく、各学校教職員独自の視点で評価されるため、学校間には大きな評価格差が生じていることを明らかにしました。
この問題は議員になる以前、予備校講師時代のころに気付いたのですが、内申点が合否に占める割合は次の通りです。
<高校入試における内申点のウェイト>
中学校では主要5科目(国語・数学・英語・理科・社会)と実技4科目(体育・技術
家庭科・音楽・美術)があるので、(通知表の5段階)×(9科目)×(3年分)= 135点
が内申点となり、内申点に学力検査500点がプラスされ、合否が決まります。
学力検査(500点) + 内申点(135点) = 635点満点
実に21%にも及びます!
例えば21年度の実績で調べてみると「5」を取得できる生徒の割合が、学校によって実に、主要科目では4倍以上、実技科目では8倍以上の評価間格差が生じていました。
高校入試では、自分のレベルに合った学校を受験することから学力検査は拮抗し、1点、2点差で明暗が分かれます。
ですが、誰もが平等であると信じていた入学試験は、同じように中学校生活を送ってきたにもかかわらず、中学校が違うというだけで、学力検査の前段、内申点で、他の学校の児童生徒と点差が生じている現実があります。
児童生徒にしてみれば高校受験は、自分の人生について真剣に考える契機であり、高校の選択は、人生を選択する、ひとつの節目といえます。
ところが、公平と思われていた内申点には、担当教職員の視点によって大きな乖離があり、本人の努力とは無関係に、出身中学校によって差が出ています。
予備校講師出身の議員として、子どもたちの努力が報われる社会を構築するためにも、内申点の公正化に向けた取り組みは急務であると考え、全学校に統一した評価基準を設けることなど、学校間の評価格差是正に向けた活動を積極的に行っています。
※詳細につきましては雨宮しんごHPの「議会活動報告 」2008年12月定例会議、2011年3月定例会議や成田市議会HPから議事録をご確認ください。