また航空機から落下物(氷塊)、希望移転区域の指定を!
2013年に成田市において航空機部品が、平成24年1月
には航空機から氷塊が茨城県稲敷市の一般住宅屋根瓦2枚
を破損する事故が起きていますが、このほど国土交通省の
成田空港事務所からの報告で、上空から落ちてきたとみられる
氷の塊が、15日夜に芝山町の住宅の屋根瓦を割るという被害が
あったとのことです。
幸いにしてけが人はなかったようですが、氷の塊は約20個で、
大きい物は直径10センチ程度だったということですから、
直撃していたら、大事故になっていました。
2020年の東京オリンピックを控え三本目滑走路建設など
空港の更なる機能拡充を望む声がありますが、一方で成田空港は
内陸空港としての果たすべき使命があると思っています。
一つは「航空機騒音対策」であり、もう一つは「落下物対策」です。
開港当時の年間発着回数6万回は、今では22万6千回を数える
ほどにまで成長しました。
それに比例して、落下物の回数も増えている状況です。
その一方で移転補償については開港当時のままとなっており、
滑走路中心線から両側600メートルの地域に限られています。
成田空港の発展を願うからこそ、騒音下地域住民の安心・安全
を守ることは責務であり、落下物の危険を回避するための希望
移転区域の指定が必要だと考えています。
国土交通省並びに空港管理者、及び航空会社には口先だけ
ではない対応を求めたいと思います。
成田市議会議員
雨宮しんご