台風11号の影響で7件のカーフュー弾力的運用発生
成田空港においては開港以来、23時から
翌朝6時までの時間帯は原則として離着陸を
禁止していました。
ですが、LCCの進展をはじめとした時代の要請に
答えるカタチで、昨年3月31日から
航空会社の努力では対応できないやむを得ない場合
を条件に、23時~24時まで離着陸を認める
「離着陸制限(カーフュー)の弾力的運用」を開始しています。
以下がその概要です。
<航空会社の努力では対応できないやむを得ない場合>
1 出発空港における悪天候等による遅延
2 悪天候で他空港に一時退避(ダイバート)したことによる遅延
3 悪天候等により遅延が発生し、さらにその影響により生じる玉突き遅延
4 目的地空港の悪天候等による成田空港への引き返し
5 その他やむを得ない理由による遅延
<弾力的運用における条件>
1 航空機が低騒音機であること
2 着陸料と同額の割増料金を徴収し、割増分は全額地域に還元すること
3 騒音下地区への健康影響調査の実施や、実施状況の検証、情報を公開すること
こうしたなか昨夜は「カーフューの弾力的運用」が
実に7件も発生しました。
http://www.naa.jp/jp/csr/curfew/soft/2014_08_10_curfew%20.pdf
こちらに登録されている方は、昨夜は相当量のメールが鳴ったと思います。
http://www.naa.jp/curfew-mail/
いずれも、台風11号による玉突き遅延などによるもので、
上記条件を満たしています。
これまでは、いかなる状況下においても23時以降の
離着陸は認められていませんでしたので、航空会社、
利用者への寄与は大きかったと思います。
ですがその一方で、騒音地区住民のみなさま方のご理解
があったからこその措置であるとの認識は忘れてはなりません。
成田市議会議員
雨宮しんご