追加議案でラスパレス指数を是正へ
今定例会議ではデスクワークをしている時間をうまく確保できなかったので、机がひどいことになっています。議会が終わりひと段落したので、書類整理を行いながら事後報告になりますがブログなどで情報発信していければと思います。
さて、先日の定例会最終日に執行部から2件の追加議案がありました。一件は一般職員の給料水準を引き下げるもので、もう一件は特別職職員の減額を行うというものです。
執行部の説明によると人事院勧告に基づく減額とラスパイレス指数の是正を図るということでした。
~ラスパレス指数~
地方公務員と国家公務員の平均給与額を、国家公務員の職員構成を基準として、一般行政職における学歴別、経験年数別に比較し、国家公務員の給与を100とした場合の地方公務員の給与水準を示した指数。全自治体の91.9%において当該指数は100未満となっている。
成田市のラスパイレス指数103.7で千葉県では5位、全国では16番目に給料水準が高い自治体となっていますが、今回の見直しを行わないと1位に躍り出てしまう可能性があったということです。
これにより、条件にあてはまる55歳以上は昇給が停止されることになり、これによる成田市職員全体の影響額は9700万円になるということでした。
全国の給料水準に足並みをそろえる形での今回の措置ですが、職務怠慢などといった合理的な説明がないことから、昇給停止に伴うモチベーションの低下が市民サービスへと影響しないようフォローが必要です。
また、こうした対処を講じることに伴い市長を含む特別職職員も報酬の3%を減額させる条例が提出、可決されました。