ボーイング787のトラブルが相次いでいます。
一昨年から就航を開始しているボーイング社の次世代中型ジェット旅客機 787 がここにきてトラブルが目立ちます。
今日もANAの山口発東京行きが高松空港に緊急着陸、国土交通省は事故につながりかねない「重大インシデント」に認定しました。乗客129人、乗員8人は全員脱出も乗客数人が軽傷を負い、高松空港の滑走路は閉鎖されました。
調べてみると7日にボストン・ローガン国際空港にてJA829Jで機体後部のリチウムイオンバッテリーが焼損、翌日8日にJA824Jが燃料漏れとなっています。そして、この機体は13日にも燃料漏れを起こしました。
記事によるとJALが保有する7機中2機が運航から離脱しているということです。
こうしたトラブルを受けて国交省は14日、B787型機で発生したトラブルについて、独自に調査チームを立ち上げたと発表、米国連邦航空局やボーイング社と連絡を取りながら、航空機の設計や整備、運航状況などを含め総合的に原因を究明する方針が示されたばかりの今日のトラブルとなりました。
これを受けて、ANAとJALは当面の787の運行を控えて全機点検の実施を表明したところですが、787は最新鋭機種として、騒音の大幅な低減を実現 (離陸時に85デシベル以上を感じる場所は60%減)しており、内陸空港である成田での活躍が期待されていました。
いずれにしても、早期に原因を追究、改善し利用者の不安を取り除いてほしいと願うばかりです。