全国初!オンデマンド交通が全市域で運用開始へ!
議会が閉会しホッと一息と行きたいところですが、忙しない一日となりました。
さて、表題についてですが本日開催された成田市公共交通会議においてオンデマンド交通が成田市全域で運用されることになりました。
オンデマンド交通とは、高齢者の通院や買い物の他、気軽に外出できる機会を増やすために地方自治体が主管して行う交通システムで、バス業者の赤字路線からの撤退などを受けて多くの自治体で普及しつつあります。
成田市においても小回りの利く乗り合い型タクシーを用いて、現在は中郷、久住、豊住、下総の4地区で実証実験運行を行っていますが、いよいよ来年4月から全市域での運用となり、これは全国で初めての事例となります。
利用者は70歳以上と公共交通政策というよりは、福祉政策的な要素が強いですがお年寄りからのご意見で大多数を占めた要望が「足の確保」だったこともあり、多くの方に受け入れられる政策となると考えています。
一方でこの政策はタクシーやバス事業者と営業に支障が出るのではないかと危惧されていました。もちろんそのための実証運行となるわけですが、その実証運行を了解し、こうして政策を進めることができた背景には、地域交通機関を担っている民間企業の皆様のご理解に他ならず、感謝申し上げる次第です。
教育民政常任委員会の副委員長を仰せつかってからというもの、この政策を前に進めるために長期にわたり議論をしてきたこともあり、感慨深いです。