議員定数を議論するポイントは、いかに検討段階から市民に関わってもらうかにあると思う!
みなさん、こんにちは。
成田市議会議員の雨宮しんごです。
四者協議会の内容どうだったんでしょう。今朝になって積極的な提案がなされると各紙が報じているので、運用時間そのもの拡大をNAA(成田国際空港株式会社)が提案するのかもしれません。
本日の四者協議会を受け、さっそく明日、空港対策特別委員会が開かれることになりました。
ここで協議会の内容が報告されることになると思います。
さて、今日は議員定数の話題。
来年6月を目安に議会として定数の考えをまとめようと検討会を立ち上げて議論を進めていて、私もメンバーとして参加しているのですが、今日開催された検討会で、市民アンケートの実施が決まりました。
件数や対象、アンケート項目については、あらためて議員30人から意見聴取を行ってまとめていくので、実施にはまだ時間がかかりますが、アンケートが実施される折にはまたご案内しますので、忌憚のないご意見をお寄せいただければと思っています。
そして、わたしからは少し時間をいただき、第三者委員会の設置について提案をさせていただきました。
大学教授をはじめとした有識者や、市民の皆さんで委員会を構成してもらい、時間をかけて成田市の実態や議会の役割、業務量などを調査していただいて、客観的な判断による成田市議会に臨まれる定数を測定していただくべきではないかと考えているためです。
われわれ議員が何もしない。というのではなく、議員定数を議員だけで検討しても「どうせ保身でしょ!」とか、「目立ちたいからでしょ!」という批判が必ず出るんですよね。どの自治体も。
わたしは、当事者が結論を出すことによって、様々な意志が働くことによって、客観性(これは当事者なのでありませんね!)はもちろん、論理性さえも乏しくなってしまうとおもっています。
「いやいや、論理性はちゃんと理論付ければ大丈夫じゃない?」
っという意見も出たのですが、わたしは0とは言いませんが、乏しくなると思っています。
持ち寄ったデーターに恣意性が発揮される可能性は回避できませんから。
議員定数には、「これだ!」という明確な答え、根拠はありません。
だからこそ、有識者や市民の皆さんにしっかりと見ていただいて、時間をかけて議論してもらい、客観的な意見を聴取することはとても有効だと思っています。
富山市議会ではありませんが、昨今の地方議会への風当たりは強く、世間の地方議会に対する不満は大きいと感じています。
せっかく定数を議論する機会だからこそ、検討結果をただ報告するだけではなく、さまざま手段を活用して検討段階から積極的に市民の皆さんにもかかわっていただき、有識者のアドバイスをもらいながら、成田市議会にとってふさわしい定数のあり方を導き出していくべきだと思います。
さっそく、「そんなの不要だ~」なんて意見も出てしまいましたが、より市民の皆さんにも納得いただける定数となるように、引き続き議論に応じていきたいと思います!
それではまた明日!