活動日誌

議員定数!議会機能を最大限発揮できる最小構成数を導き出すためにやるべき3つのこと。

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現状の定数を基準にして、「現状維持」とか「削減」という短絡的な議論をするのではなく、当該議会において議論深化にあたって何人が必要なのか、といった積み上げにより定数を決定すべき。

 

皆さんこんばんは、成田市議会議員の雨宮しんごです。

 

まさにこの視点。

 

今日開催された「今後の地方議会の在り方と議員定数、報酬」と題された議員団研修の講師、廣瀬克哉法政大学教授が、わたしがこれまでしてきた主張とほぼ同趣旨のことをおっしゃっていました。

 

すでに法定制限が撤廃されて久しいのですが、それでもなお今の定数30人を基準として、現状維持だの削減だのと論調があるのですが、私は上述の視点に立って議論をすべきだとかねてから主張しています。

 

議員定数の検討に用いる指標は大体決まっているので、基本的な事項はすでに検討会に提案をしました。

 

・予算規模(同程度の予算規模の自治体と比較する)

・近隣自治体との比較(県内自治体とのバランスをみる)

・面積/人口(以前は人口ベースで議員定数が決められていました)

 

基本的にはこのぐらいです。

 

これらの基本的指標をもとに検討を進めつつ、プラスα主張しているのが「議員定数の積み上げ方式」という視点です。

 

たとえば成田市議会は上程された議案をそれぞれの委員会に付託して議論するという「委員会方式」をとっているので、それら常任委員会がいくつ必要で、適正数が何人なのか。

 

このように、30人という今の定数を基準とするのではなく、成田市議会としての適正数を見出すべきではないかと提案しています。

 

成田市議会の常任委員会は4つありますので、1委員会の構成数が8人が望ましいとなれば32人必要ですし、7人であれば28人、6人であれば24人となります。

 

さらに、常任委員会が4つでなければならないという決まりがあるわけでもありませんので、3常任委員会にして、9人で27人、8人で24人・・・・・といったことも検討すべきです。

 

議案の上程数や審議にかかる時間、所管事務などなど、委員会の適正数の議論はこれからですが、このような視点を加えることで、単純に人口規模で決められていた定数30人という数字から、議会としての機能を最大限発揮できる最小構成数を導き出せると考えています。

 

このように、委員会から適正数を考える積み上げ方式の他にも、わたしは有識者や市民による第三者委員会を設置して客観的な数字を導き出すべきであるとも提案をしています。

 

わかりやすく。

議員のことを議員だけで判断したりすると、どんなに真面目にやっても、「どーせ、自分たちの都合の悪いことはしないんでしょ?」

と思う人も少なくないはずですし、判断材料として客観的な視点は有効だと思います。

 

そして、今日の講演では質問する機会をいただき、教授からはからは可能な限り早い段階で市民の声を聞くことが肝要であることもわかりましたので、明後日に開催される議員定数の検討会においては、市民参加の在り方とについてもしっかりと主張、積極的な議論をして行きたいと思います。

 

それでは、また明日!

 

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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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