活動日誌

成田市さくらの山の設置及び管理に関する条例について

成田市議会の話

今日は経済環境常任委員会が開催されました。

 

当該委員会に上程された案件の中には、

 

『成田市さくらの山の設置及び管理に関する条例の一部改正』

 

があったのですが、これにはちょっと疑問と不安が大きいです。

 

このブログ。

 

所管の観光プロモーション課員も見ていると思うので記載していきます。

 

 

【条例趣旨通り、地域経済発展へ寄与できるか不明!】

 

・観光物産館をさくらの山に整備する理由は?

 これは、言うまでもなく条例に「地域経済の発展に寄与」すること なんです。

 

・そこで、条例1条にある通り、何十万人という見物客を街中に誘導し

 経済振興を図ることだと思いますが、観光物産館でその実現はかなうのでしょうか。

 

 今日の審査では、具体的にどのような方法でこの目的を

 達成しようとしているのか答弁していました。

 

→これ。情報発信コーナーとしてパンフレットを設ける程度です。

 

 この程度で飛行機を見に来た人たちがその後、成田山など街中へ来て、

 お金を落とすと思ったら大間違いです。

 

 この程度で条例に示す目的を達成できると考えているのなら、

 あまりにも無計画。

 

 条例に素晴らしいことを掲げておきながら、あまりにも戦略が

 乏しいです。

 

 

【まさか、非公募で指定管理者を設定する気か??】

 

・観光物産館の目的は条例に示す通りですが、どうも軸足が

 地域振興策の一環にすり替わってしまいそうな気配です。

 

 12月には指定管理者の議案が上程されることになりますが、

 今日の答弁を聞いていると、どうも非公募にして地元団体に

 お任せすることを匂わす答弁がなされました。

 

 当該物産館は、地域振興として地元の皆さんに商売してもらう場所

 を提供することではありません。

 

 条例に示す通り、何十万人という観光客が訪れることをチャンスと捉え、

 成田市内へと引き込むというプロジェクトを持った施設です。

 

 その意味では、条例の趣旨を踏まえ、また指定管理者制度の

 基本原則に立って、原則公募により事業者を選定し、見物客を

 街中に誘導し経済振興を図ることができるノウハウを持った事業者

 に依頼すべきだと思います。

 

 地元の地域振興策は、空港騒音対策として、

 それはそれでやればいいんです。

 

 これは、どう考えても別物。

 

 観光プロモーション課には、自分たちのミッションを再認識し、

 事業者選定業務を行ってほしいと思います。

 

 

【議会軽視ではないだろうか。】

 

細かいことですが、既に愛称の募集をしているとのことでした。

ですが、我々議会は当該施設の設置・管理に関する条例を

可決はおろか、審議もしていない常態でした。

 

こうした手続きには違和感を覚えますし、議会軽視と言わざる得ません。

 

議会での条例審査前に愛称募集をしなければならなかった

合理的な理由が担当課にはあったのでしょうか。

 

 

先日も、仲間たちから成田市の観光行政は、場当たり的で

戦略や目的、目標が見えてこない。

 

と言われたばかり。

 

審査においても緊張感を持って臨んでいきたいと思っています。

成田市議会議員

雨宮しんご

 

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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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