GOTO見直しも、4,000万人利用で300人弱という低感染率。議論すべきは移動先での「行動」では?
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
先週で若手市議会議員の会関係が一区切り。(ふぅ。)
成田市議会が11/27に開会されるため、会議や打ち合わせなどを精力的にこなしています。
それにしても、新型コロナウイルスの新規感染者数が増加の一途ですね。
新型コロナの感染がわりと近くまで忍び寄ってきている印象を受けています。
国会では明日25日から集中審議が行われ、「GOTOキャンペーン」の運用の見直しを含む新型コロナ対策について議論されるようですが、札幌市や大阪市では本日中に運用見直しが決断されるかもしれません。
もともとアクセルを踏んできたのは政府ですから、感染者数が拡大すればブレーキをかけるのは妥当な判断だと思いますので、粛々と体制づくりを図ってほしいと思います。
個人的には、「移動」そのものが問題なのではなく、「移動先での行動」に問題があると思っているのですが・・・コロナの感染拡大が続いている以上、「GOTOキャンペーン」の運用見直しは世論の声からもやむを得ず、といったところでしょうか。
GoTo除外“ガイドライン”予約済みに割引適用せず
GoToトラベルを巡り、政府は予約済みの旅行には割引を適用しないなどの除外についての“ガイドライン”を発表する方針です。
24日に発表する除外の“ガイドライン”では都道府県の知事が「除外」を判断した地域への旅行の予約を一時停止します。除外と判断された地域の住民が他の地域へ行く旅行については割引を受けられる方向で調整しています。
また、すでに予約済みの旅行については割引を適用しない方向で検討していて、キャンセルする場合の費用は政府が補償する方針です。24日の発表ではこれらの考え方を示すことにとどめ、その後、すでに検討を表明している札幌市と大阪市の除外に向けてそれぞれの自治体と調整に入る見通しです。
GOTOキャンペーンの政策効果はかなり高いと私は考えていて、成田市が観光都市であることも大きいと思いますが、個店の方々と意見交換をしていてもGOTOキャンペーンなどによる最近の人出にはかなり救われているといった声を聞いていました。
そうしたこともあり、政府の自粛発言によってこの三連休の人出を心配していただけに、それに反する賑わいに、むしろホっとした側面さえありました。
GOTOキャンペーンは国民の1/3となる4000万人が利用している状況ですが、この間旅行関係で感染が確認されたのは、300人弱と極めて低い感染率です。
もちろん確たるエビデンスがあるわけではないので軽率なことは言えませんが、この数字的を見ればGOTOキャンペーンを中断させる必要はないと思います。
もちろん世論も含め様々なリスクを考慮しての今回の判断となると思うので、そのことについて否定するつもりはありませんが、政府においては急ブレーキをかけて経済を減退させるようなことはせず、新たな施策の展開を検討するなど経済支援の充実を推進してほしいと思います。
ともあれ、現実的な議論としては、運用見直しに伴うキャンセル料も含め、GOTOキャンペーンのブレーキに伴う混乱をどう極小化させるか、といったところでしょうか。
国政の動きにも常にアンテナを張りながら、成田市議会12月定例会議の審査に臨みたいと思います。
それではまた明日。