議会のあるべき姿と現実との乖離を少しでも縮めるために奔り続けます!
今日は議員団研修会が開催されました。
元全国都道府県議会議長会事務局次長の鵜沼信二氏をお招きし、「地方議会・議員に求められる役割と機能発揮の在り方」について講演を頂きました。
鵜沼氏からは、議会議員は選挙の洗礼を受けることから、どうしても保身に走り、後援団体や地域への利益誘導に注力しがちで、議会として政策決定・意思決定機関という重要な役割があるものの十分に機能しているとは言い難い。
他方、二元代表制における市長の力が絶大であり、それぞれが利益を追求し、議員がバラバラに対応していては到底太刀打ちできない。
今こそ、住民代表としての視点に立ち、合議体の一構成員として住民全体の利益にかなう「議会」本来の機能の発揮に尽くすべきであるという趣旨の指摘がありました。
まさにご指摘の通りです。
わたしも議会議員として13年目に入りました。
初当選した28歳当時は、「旧態依然とした体制に風穴を開ける!」と、意気揚々一人会派を結成して活動を開始しましたが、どんなに良い政策提言をしても、どんなに正しい制度論を展開しても、まったく見向きもされなかったことを今も鮮明に覚えています。(汗)
まさに、「一人で変えることはできない。」と辛酸をなめた1期4年間でした。
そこで、2期目からは会派政友クラブに所属(現在14名で構成)させていただき、メンバーの皆さんと政策課題を共有して議論を重ね、合議体としての政策形成を推進してきました。
そして4期目となった今期は、議会運営委員長を仰せつかり、「会派」を超え『議会』の構成メンバーの皆さんから積極的なご意見をいただきながら議会運営という成田市議会のど真ん中で政治を執らせていただいています。
ただ実際に議会運営に携わらせていただいていると、講師の理想を理解する一方で、現場はなまなかにはいきません。
それでも、今日のご指摘を少しでも実現できるように、あるべき議会機能の十分に発揮できるよう、引き続き力を注いでまいります。
それではまた明日!