議員定数については、「現状維持や削減」ではなく、積み上げによる最適定数を検討すべき。
皆さんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
今日は、議員定数の在り方検討会が開催されました。
先月末に開催された青年会議所や市PTA連絡協議会、区長会といった団体代表者との意見交換では、「定数を何人にすべきかという議論よりも、議会の機能を最大化できる適切な人数を自分たちで定めてほしい。」といった趣旨の意見が多く出されました。
地方議会は議案審査を委員会付託方式を採用している自治体がほとんであり、成田市議会も採用しているのですが、たとえばこの「委員会」の在り方ひとつをとってみても・・・
・現在4つある常任委員会は最適数なのか(いくつ必要なのか)
・各常任委員会の所掌を見直す必要はないか
・各委員会での審査に必要な最適数は何名か
・特別委員会といいながら常設されている「空港対策」は常任委員会化できないか
・各委員会最適定員数は何名か
ざっと上げただけでも、このテーマだけで議論すべきことは多くあります。
定数を現状で維持すべき、減らすべき。
と、根拠のないそれぞれの立場にたっての議論は、いつまでも平行線で議論が深まりません。
その意味では、こうしたテーマについて議論を深めていったその先に、適切な議員定数も見えてくるのではないかと思います。
定数には根拠がないため、「えいやー」と多数派による強引な決断がとられることもしばしばありますが、今の成田市議会の定数に関する考えはほぼ拮抗しています。
こうした状況を思うと、たとえば委員会の在り方、議会機能の在り方、議員の在り方などについて、決断に至るには時間はかかるかもしれませんが、各テーマについて創意的な議論を進めていくことが結果としての結論を出す近道のような気がしています。
とはいえ、引き続き求められているテーマについて理解を得られるよう、諦めることなく自身の考えを表出してまります。
それではまた明日!