ANAの連結最終損益が5000億円前後の赤字となる見込み。航空需要回復に向けて施策展開を求めたい。
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
半年ぶりに訪日外国人が1万人を超えた!というニュースに心が躍りましたが、よく見ると前年同月比99.4%減ですから、本当に微々たる数字でしかなく、回復とは到底言えない状況です。
【9月訪日客 6カ月ぶり1万人超】https://t.co/ThcaaiZoVl
日本政府観光局が発表した9月の訪日外国人旅行者数は、前年同月比99.4%減の1万3700人。6カ月連続の99%減となり、12カ月連続で前年を下回った。長期滞在者向けの渡航などが徐々に解禁されていることもあり、6カ月ぶりに1万人を上回った。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) October 21, 2020
航空業界のなかでも国際線を拡大してきたANAは大きな苦境に立たされており、雇用の維持の観点などから機材を手放すことも検討しているようです。
保有機材数の圧縮を含めた事業構造の改革を検討=一部報道でANA https://t.co/11dxMlAdS0
— Topic Press (@tpcprs) October 22, 2020
また、新聞報道によると、2021年3月期の連結最終損益が5000億円前後の赤字となる見込みのようです。(前期は276億円の黒字)
もちろん過去最大赤字となり、リーマン・ショック後の景気低迷であっても573億円の赤字だったことを思うと、企業としての存続も危ぶまれるほどの大打撃と言えます。
世界に目を向ければ新型コロナウイルスの感染は依然として収束は見込めず、国内線は少しずつ回復基調にありますが、国際線は回復の見込みが立っていません。
今後ワクチンができたとしても、出入国制限の緩和は慎重におこなわれるので、緩和したところですぐに航空需要が回復することはなく、従前に戻れるかどうかも含め、数年単位の期間を要することになると思います。
先日のブログにも書きましが、ANAの4~8月の国際線の旅客数は前年同期比96%減となっていて、復調傾向と書きましたが国内線も84%減であり、これが中小企業なら数カ月と持たずに破綻するレベルの売上落ち込みです。
政府は今回のANAの決算などを受け、「航空需要回復に向けて動く。」としていますが、外国からの感染再拡大といったリスクバランスをとりながら、どのようにその道筋を示すのか期待したいと思います。
微力ながら引き続き声を上げていきたいと思います。
それではみなさん良い週末をお過ごしください。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む