IR(integrated resort)の勉強会へ ~成田にカジノは必要か~ 2012.09.18
今日は午後から三菱総研のエコノミスト幕先生を講師に迎え、IRの勉強会に参加してきました。
IRを推進している市民団体が主催されていた勉強会でしたので、イケイケどんどんかと思いきや、講演内容はメリデリについてそれぞれ指摘されており、どの立場の方も聞きやすいものだったと思います。
IRとはカジノを含む統合リゾートを指すのですが、先日視察してきたシンガポールのマリーナベイサンズがその代表として知られています。
IRは、その売り上げだけではなく、タクシーなど確かに雇用を産んでいました。
翻って日本はというと、まだ法整備こそされていませんが既に22県29都市が国内カジノ誘致を検討しているとされており、税収や経済効果への検討だけではなく、青少年への影響や依存症といった「負」の部分について真剣に検討を進めているのは沖縄県だということでした。
三菱総研の幕先生が、IRを含む民間カジノの外国人経営者に対して、日本にカジノを設置する条件について伺ったところ、『日本人のカジノ利用が前提』だったということです。
他国を見てみると、先日私が見てきたシンガポールでは現地の人は割高な入場料を払う必要がある一方で外国人観光客はパスポートを見せると無料で入場できるようになっており、観光客を対象にした施設となっていました。
また、韓国は外国人観光客のみが参加可能となっています。
そうした一方で、現地の人も観光客も何でもアリとなっているのが「マカオ」だということでした。
マカオについては、まだ行ったことがありませんが「賭博場」という印象で治安は決してよくないと仄聞しています。
幕先生も「マカオは雰囲気は決して良くない」と指摘されていたこともあり、サンズなど民間カジノ経営者の希望する「日本人のカジノ利用前提」については、それにしても一定の制限の必要性を感じた所です。
一方で、Meeting(会議・セミナー)、Incentive tour(報奨・研修旅行)、Convention (大会・学会・国際会議)、Exhibition(展示会・見本市)の頭文字をとったMICE機能を有している幕張については、稼働率が35%程度と低く、毎年県や市が20億円以上の補てんをしている状況ということ聞いてしまうと、今後MICEを誘致するのであれば、その経営を下支えし、安定的な収入源となるカジノを一体的に誘致することには魅力を感じます。
しかしながら、上段でも示した通り、カジノには必ず負の部分が付きまとうことから、そうした部分についての情報整理はもとより、市民の皆さまの意向や、機運を図りながら、IR法案の行方を注視し、引き続き勉強していければと考えています。
プロフィール
昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
千葉県富里高等学校・高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
成田市議会議員 4期 / 第41代 成田市議会議長
2023年 千葉県議会選挙 初当選


