活動日誌

会派視察初日。 JETROブリーフィングと医療ツーリズムの可能性

みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。

 

体調は悪化することなく視察初日。

 

午前中にJETROクアラルンプールに向かい、所長からマレーシアの政治や経済、そして農林水産物の輸出状況などについてブリーフィングをうけました。

 

毎年経済成長し続け、人口も爆発的に増えているマレーシア。

2020年をめどに先進国入りを目指して政策を推進しているということです。

 

確かにクアラルンプールの街は、高層ビルが建ち並び、それどころか50mも歩けば必ず工事現場と遭遇できるほどに開発が進められていて、後進国を感じさせない活気を感じます。

 

ただ、大通りから一本路地に入れば当時の面影がまだまだ残されており、ブリーフィングでも伺った貧富の格差を垣間見ました。

 

(人口爆発でインフラ整備に遅れが出ており渋滞多数。写真は道路の拡幅工事。)

 

 

そして午後からは、Pantai Hospital を視察させていただきました。

こちらの病院グループには日本資本が入っており、そのルートから視察受け入れの協力をいただいたのですが、いち早く「医療ツーリズム」をビジネス戦略として位置付けて取り組んでいます。

 

  

 

医療観光、医療ツーリズム、メディカルツーリズム。

 

言い方は様々ですが、居住国とは異なる国や地域を訪ねて、診断や治療などの医療サービスを受けることの総称です。

 

実はこの分野においては、日本はアジアに大きく水をあけられてしまっています。

 

「医療ツーリズムなんて、そんなに大したことないんじゃないの?」

っと思われるかもしれません。

 

ですが、日本政策投資銀行の調査によると、日本の医療を受けたいという「日本への医療ツーリズムの潜在需要」は、2020年時点で年間43万人と推定されています。

 

ちなみに、観光を含む市場規模は5500億円!!!

経済波及効果は2800億円と試算されています!!!

 

すでに無視できない領域となっています。

 

成田市には、2020年の開院に向けて国際医療福祉大学の附属病院建設が空港そばに建設されます。

 

地域医療への貢献と同時に、成田国際空港のそばという地理的優位性を活かし、医療ツーリズムにも取り組むことで、新たな観光需要を引き入れることは、病院だけではなく成田市にとってもとても有効な政策になりえます。

 

医師免許の問題などいくつかのハードルもありましたが、国家戦略特区の制度をフル活用することで、他に先んじて取り組みを進めるべきだと感じた次第です。

 

農林水産物の輸出の可能性についても視察してきましたが、多くなるので別の機会に。

 

それではまた明日!

 

 

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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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