交通対策特別委員会 行政視察初日
今日から交通対策特別委員会の行政視察に参加しています。
初日の今日は岐阜市において地域公共交通総合連携計画について、
また岐阜市の取り組み状況や政策効果、現在の課題
などについて交通総合政策審議監兼課長に話を伺いました。
過去にもブログに書いたことがありますが、
成田市においてはまだ公共交通、民間交通事業者を
含めた交通網を総合的に捉えて協議・検討する部局が
ありませんので、まずはそこからだと感じた次第です。
さて、岐阜市においては幹線道路をBRT、各地区の支線についてはコミュニティーバスがくまなく回ることで市内公共交通ネットワークを構築しています。
BRTはBus Rapid Trannsitの略であり、バスレーンの導入や
PTPS(赤信号や青信号の短縮を交通状況によって変更するシステム)
など走行環境の改善により、バスの定時制や速達性を
確保することで利便性・快適性を高めたバスシステムです。
成田市とほぼ市域は同じでありながら人口42万人と
成田市の3倍程の人口密度があることを思うと、
バスネットワークで交通網を構築しているのも納得できます。
BRTについては県や警察、国と連携をしながら、
段階的に整備を進めており、一方でコミュニティーバス
導入地区については、市民協働の手作りコミュニティーバスと
名を打って地域住民が主体的に運行計画を作成して
いるとのことでした。
運行計画の段階から市民が参画することで、
自らが経営感覚を持って運営できるとのことであり、
地域自らが利用促進に取り組むことで、収支と経費の
バランスを考えて運賃設定も行うようになるようで、
収支率についてはなんと60パーセント(かなり高いです。)
の地区もあるとのことでした。
成田市においては、コミュニティーバスや民間事業者の
路線バス、スクールバスや福祉バス、オンデマンド交通など
様々な交通手段が、バラバラに入り組んでいます。
これらを整理、効率化を図るためにも同計画の必要性を
感じたとともに、BRTやコミュニティーバスの市民参画の
仕組みについてなど成田市においても参考になると感じました。
成田市議会議員
雨宮しんご