交通対策特別委員会行政視察最終日
行政視察最終日の今日は、福岡市にて自転車の安全により関する条例について話しをうかがってきました。
当該条例は、今年度より施行しており、その背景には自転車に於ける交通事故の発生状況が交通事故発生件数の25パーセントを占めていることから、自転車のマナー向上、安全利用の啓発を推進するために策定されました。
この押し歩き区間は市内に一箇所、約400メートルを指定しており、この区間を自転車で走る時は押して歩かなければならず、自転車安全利用指導員が定期巡回を行っています。
ただ何より意外だったのが、福岡市としてはこの押し歩き区間を今後増やす意向がなく、この区間「押し歩きロード」を象徴として位置付けて自転車のマナー向上の啓発に努めていくとのことでした。
自転車で歩道を走れるようになったために、自転車は歩行者と同じであると認識されがちですが、自転車対人の事故の賠償金額が1億円に到達しようかという時代になっています。
その意味では、ソフト面としての交通ルールの啓発活動はもちろん、ハード面では福岡市の押し歩き区間も重要ですが、それよりも自転車と歩行者を分けた専用レーンの整備促進の必要性を感じました。
成田市においても自転車の通行量の多い歩道が点在していることから、自転車専用レーンのあり方について、今後特別委員会で取り上げていきたいと考えています。
成田市議会議員
雨宮しんご