姉妹都市サンブルーノ市を表敬訪問、Webster House CCRCを視察しました。
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
姉妹都市サンブルーノ市表敬訪問
午前中はサンフランシスコから姉妹都市であるサンブルーノ市に表敬訪問に伺いました。
2005年成田少年の翼
一般社団法人成田青年会議所の先輩方が写っていました。
JIM RUANE市長に迎えられ、同じ国際空港を隣接にもつ自治体として共有する騒音対策を始めとした課題や、インバウンド政策について担当局長の皆さんたちと意見交換を行いました。
CCRC(Continuing Care Retirement Community)
午後からは、アメリカで生まれたCCRC(Continuing Care Retirement Community)「継続的なケア付きの高齢者たちの共同体」について学ぶため、施設運営を行っているWebster Houseを視察しました。
CCRCは、仕事をリタイアした方が第二の人生を健康的に楽しむ街としてアメリカで生まれた概念であり、日本の高齢者福祉施設では、要支援、要介護となってから初めて入居しますが、ここでは健常な時に入居し最期まで同じ敷地内で暮らすことができる施設となり、Webster Houseでは62歳以上であれば入居可能とのことでした。
この概念は日本でも注目されており、2015年に有識者会議で「日本版CCRC」構想をまとめ、高齢者の地方移住を促すことで首都圏の人口集中の緩和と地方の活性化を目指すとしています。
こうした新しいスタイルでのサービス付き高齢者住宅を訪問することで、地方創生の観点から、地方への移住、それに伴う地方の就労増加、社会活動、地域資源の活用へとつながるのか学びたいと考えていましたが、アメリカは合衆国ということもあってか、むしろ都市集中政策が中心であり、なにより地方創生の観点から生まれたものではありません。
パンフレットを拝見すると、入居一時金が5000万円、そして、毎月60万円の管理費、病気、介助が必要になった場合はまた別途費用と、圧倒的なお金持ちしか入居することができない施設であり、どちらかというとアメリカのCCRCは、お金持ちを救う政策であるような印象を持ちました。
(真ん中の紳士は、現在Webster Houseに入所されている名門スタンフォード大学で教壇に立たれていた方。)
わたしは、このCCRCは低所得者をはじめとした、弱い立場の方々を救う政策であるべきだと考えています。
たとえば県営住宅を借り上げて安く居住を提供することで現行の福祉サービスと融合する形で地域包括ケアシステムを構築することの方が日本にはなじむような気がします。
日本版CCRC構想が実現すれば、少子高齢化という有事を迎えるなかにおいて、医療費の削減、介護費の削減など国にとっても当事者の方々にとってもメリットがあると思います。
ですが、そのためのコミュニティーをどう機能させるのか、行政がどのよう関わるのかについて、引き続き検討していきたいと思います。
それではまた明日!
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む