活動日誌

議会運営委員会行政視察 最終日

議会運営委員会の行政視察最終日の今日は、全国810市区調査で議会改革度調査2位の鳥羽市にて議会改革の取り組みについて伺いました。

 

鳥羽市で視察を受ける条件は「鳥羽市に一泊すること」となっており、こうした姿勢は観光に力を入れている成田市としても参考にすべきだと感じたところです。

 

さて、議会改革度調査の内訳によると、情報公開度が4位、住民参加度が19位、議会運営改善度が3位となっています。

 

情報公開項目にあった、本会議の公開、議事録のネット公開、議案公開、政務調査費の公開、議案に対する賛否の公開については、成田市議会においてもこれまでの議会改革の中で実施していますが、住民参加項目である議会報告会はまさに圧巻でした。

 

報告会3回目となる昨年度は、37会場を3班体制で実施し、参加者が631人、その際には意見要望を行政に230件、議会に26件。アンケートは行政に88件、議会に54件あったといことで、人口2万1千人ということを踏まえると驚異的な数字です。さらに、報告会の会場実施数についても全国最多開催ということでした。

 

本年度4回目では29会場をやはり3班体制で実施、561名の参加があるなど数字からもいかに安定した運営が行われているかわかります。

 

実は「議会報告会」を実施している自治体の多くは、執行権を有していない議員としては言えることが制約される点、議員毎に考え方の違いがあり画一的な報告が困難などといった課題から、御幣はありますが「うすっぺらい」報告になってしまいがちです。

 

そして、これらが原因となって、報告会を重ねるごとに参加者が減るといった課題を抱えていると伺っています。

 

鳥羽市議会でも当初は、「道路の補修をしてほしい」といった執行部への要望案件が多かったようですが、行政サイドと協議をして対応、会を重ねるごとに議会報告会の趣旨が浸透してきたようです。

 

また、開催会場についても全47自治会・町内会に連絡して開催の有無を確認し、希望地区の全箇所で実施しているとことでした。

 

その意味では、2万1千世帯という世帯数だからこそできるきめ細やかな対応だと思いますが、会場数を増やすことがより市民からの支持を得ているという点については、成田市で開催する折には参考にしたいと思います。

 

今回の視察を通し、成田市議会に必要な改革項目、抵抗勢力に対する改革までのプロセスについてだいぶ整理することができましたので早速会派に報告、成田市議会改革の風を吹かせていければと思います。

 

 

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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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