88歳男性を不起訴 認知症と診断 行き場のない怒りとこれからの社会は
皆さんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
ご遺族を思うと、余りにも気の毒で言葉が見つかりません。
検察の判断を要約すると、
責任能力を問うことができないということ。
そして、心神喪失の状態にあったということ。
有罪を立証することができないとするこの判断に対してとやかく言える立場にわたしはありませんが、やはり整理に苦しみます。
ただひとつ、事実として間違いないことは、
人が殺されているということ。
殺したという立場にいる人間がいること。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170331-00000080-asahi-soci
横浜の小1死亡事故、88歳男性を不起訴 認知症と診断
朝日新聞デジタル横浜市港南区で昨年10月、集団登校中の小学生の児童の列に軽トラックが突っ込み、1年生の田代優(まさる)君(当時6)が死亡した事故で、横浜地検は31日、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で送検されていた無職男性(88)を不起訴処分(嫌疑不十分)とし、発表した。
地検などによると、男性は精神鑑定の結果、アルツハイマー型認知症だったと診断された。昨年10月27日朝に自宅を出発。生活圏外に出たため、認知症の影響で自分がどこにいるかわからなくなり、体調も認識できない状態のまま、事故までの約24時間にわたる運転で疲労が蓄積されていたとみられる。
地検は男性が運転をやめる決断もできなかった可能性を否定できず、過失は問えないと結論づけた。
田代君の父親は代理人の弁護士を通じ、「希望に満ちあふれた人生のすべてを一瞬にして奪い去られ、その運転手の罪を問うことができないという判断は到底納得のできるものではありません」とのコメントを出した。
近年、高齢者の事故がフォーカスされていますが、事故率、そして保険料からも承知の通り若年層の方が事故は多いです。
ですが、こうした罪さえも問うことができないという事態が起こるのであれば、若年層に対して年齢で一律に免許取得可能の時期を定めているように、自動車免許定年制という考え方があってもいいのではないでしょうか。
ただ地域によっては車がないと移動がかなわないという場所があるも事実であり、年齢の問題だけではなく、社会全体の問題として捉えるべき課題です。
最近のCMでは、自動運転や安全装置といった技術革新を前面に出したものが放映されています。
技術の進展を臨むとともに、法制化に向けた議論の必要性を感じたニュースでした。
それではまた明日!
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む