私が生きてきた人生と同じ年月を成田市に尽力された方々の退職に
先週閉会した3月定例会議、本会議終了後には今年度をもって
退職・異動される8名の幹部職員から挨拶がありました。
本会議場に出席されている29名のうち、その1/3が退職されるのは、
このところ毎年続いていますが、あらためて団塊の世代の大量退職を
ここ成田市で実感しました。
その夜は市内のホテルに場所を移し、送別会を兼ねた懇親会が
開催されました。
私は議員になってようやく8年が経とうという程度、年齢も36歳と社会人
としても若輩な一方で、今回退職される職員の方々は市に勤めて36年間、
38年と私が生まれたころから成田市の職員として既に市政発展に現場で
尽力されてこられた方々です。
そうした方々に対し、私は市民の皆さまから負託を受けている議会議員
という立場ではありながら、人生の大先輩たる幹部職員のに対して、
厳しい意見をぶつけてきた経緯があります。
この姿勢は、私が議会議員である以上、今後も変えることはありませんが、
個人的な心情を吐露させていただければ、とても苦しいことです。
ですから、懇親の席では謝罪の意も込めて回らせていただいたのですが、
そうした思いを持って私が議論に臨んでいたことを皆さん、汲んで下って
おり、逆に温かい言葉をかけて頂き救われました。
地方分権から地域分権が叫ばれる今、自治体間競争の高まりに伴い
成田市においても、今後も持続可能な自治体運営のためには、
政策の選択と集中が求められており、議会としても責任ある決断を
下さなければなりません。
36歳と若輩ではありますが、私が生きてきた人生と同じ年月を成田市の
発展のために尽力されてきた先輩方のご努力をしっかりと受け止め、
それを次代へと発展させて引き継いでいけるよう、責任世代としての
意識をもって、今後の活動に尽力して行きたいと思います。
成田市議会議員
雨宮しんご