株式会社ナリコーのクリーンセンターを拝見させていただきました。
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
今日は機会をいただき、成田の優良企業で今年50周年を迎える株式会社ナリコーのクリーンセンターを拝見させていただきました。
同社は成田国際空港の開港以来、空港関連施設から発生するすべての一般廃棄物を収集運搬から焼却に至るまでを24時間体制で担っています。
一般廃棄物用の炉は3つあり、それぞれ90トン/日で計270トンの処理能力があります。
(このほかにも産業廃棄物用の炉が2つありました。計5炉!)
今回の台風被害により同社は5日間停電されたようですが、復旧後は緊急時における一般廃棄物の処理に関する協定のなかで、成田市で発生した倒木などの廃材などの災害廃棄物について、その一部の処理を担っていただいているということでした。
同社第三工場のストーカ炉を採用しています。(成田市のガス化溶融炉シャフト式)
過去に私が取り上げた成田市のゴミ処理行政の問題についてはこちらをご覧いただければと思いますが、現時点においてすでに成田市のゴミ処理施設は一杯の状態であり、毎年ごみ処理を一部外部に委託することで対応しています。
2028年には第三滑走路が完成し、続いてB滑走路の延伸などにより成田空港機能が強化されれば、それに準じて便数も増え、利用客が増えることになり、当然ゴミも増えることになります。
また、2021年夏ごろ開場予定の新市場による新たなごみの発生や、来年4月に開院する国際医療福祉大学附属病院、さらには小管地区に現在民間事業者によるMICE施設の新設も予定されているなど、地域の発展にあわせて廃棄物の増大が予想されます。
残念ながら、こうした市の発展が考慮されることなく計画されていたと思われる目論を見誤った成田市の廃棄物処理計画は参考にならず、到底賄いきれるものでありません。
その意味では、市内に市のゴミ処理行政を代替いただける民間事業者の存在を改めて心強く感じました。
はじめて民間事業者のクリーンセンターを拝見させていただいたのですが、オペレーションの効率性など参考になることが多くありました。
今後毎年のように見込まれる同規模の災害時の対応含め、引き続き有機的な連携を図っていければと思います。
それではまた明日!