成田国際空港A滑走路の夜間飛行制限の緩和が2019年冬ダイヤから先行実施へ!
皆さんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
昨日夕方のジャニーズ事務所の「嵐」が活動休止のニュースにも驚きましたが、今日の午後のヤフーニュースにも驚きの報道がありました。
成田発着時間10月末から延長へ 開港後初、地元が合意方針 (共同通信)
成田空港の機能強化計画に基づくA滑走路の発着時間の延長について、国などが求める早期実施に反対していた千葉県の山武市と横芝光町が28日までに、受け入れる方針を表明した。
空港周辺9市町全てが、今年10月末からの延長を認めたことになり、近く国や成田国際空港会社(NAA)と正式合意する。
発着時間延長は1978年の開港以来初めて。
機能強化計画では、原則午前6時から午後11時に限ってきた発着時間を、2本ある滑走路のうちA滑走路で2020年の東京五輪・パラリンピックまでに翌午前0時まで延ばす。
これだけだと、何が何だかわからない方も多いと思いますので、簡単にご説明させていただきます。
昨年3月の四者協議会において成田国際空港のさらなる機能強化が合意されました。具体的には、第三滑走路の整備、B滑走路の延伸、そして、夜間飛行制限の緩和があります。
ですが、この夜間飛行制限の緩和の実施時期については、2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでにA滑走路における夜間飛行制限の緩和の先行実施がなされることになっていましたが、具体的にいつからかは決まっていませんでした。
こうした中、
「夜間飛行制限の緩和を実施することで、今まで定期便の運航がなかった時間帯での空港運用が可能となるが、航空管制や交通アクセスにも変化が生じるなど、運用上の変化に対応できるようにすることも必要」
とのことから、東京オリンピック・パラリンピックの開催期間にあたる、2020年夏ダイヤではなく、2019年冬ダイヤから実施したいと、空港会社の夏目社長が記者会見で発言されました。
この発言について成田市は、『成田空港圏 自治体連絡協議会はもとより、国、県及び空港会社と協議する。』としていたのですが、その後の協議の結論として、今回の報道へとつながったということになります。
(今日現在、まだ議会に正式に報告はありません。)
今回の決断について私は、とても歓迎されることだと思っています。
近年激化しているアジア主要空港との路線獲得競争や、訪日外国人旅行者数を2020年に4000万人、2030年に6,000万人にするという政府目標の達成への貢献という観点からも、成田空港の国際競争力は早急に高める必要があります。
その意味でも、今回のA滑走路における夜間飛行制限の緩和の先行実施はもちろん、第三滑走路の整備や、その後の、スライド運用を導入して行う空港全体の夜間飛行制限の緩和についても、速やかに実現すべきでしょう。
成田国際空港は成田市だけではなく、空港圏の屋台骨です。
今回の更なる機能強化は、国際競争力の強化や空港利用者の利便性向上につながるだけでなく、空港周辺地域の活性化や雇用の場の拡大など、地域経済の発展にも大きな効果をもたらすと私は確信しています。
一方で、A滑走路における夜間飛行制限の緩和の開始までに行われる共生策についても注視していかなければなりません。
四者協議会における確認書の中で示された内窓設置工事については、夜間飛行制限の緩和が先行実施される、A滑走路の防止地区において速やかな実施がなされるよう働きかけてまいります。
それではまた明日!
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む