ハンタウイルスから改めて考える成田空港・周辺地域の新興感染症対策。
みなさんこんにちは、千葉県議会議員の雨宮しんごです。
ここ数日のニュースで、「ハンタウイルス」という言葉をはじめて目にしました。
新型コロナウイルスを経験した社会において、「新興感染症」「ウイルス」という言葉が報じられると、どうしても不安が先行しがちです。
そこで今日は、私自身が公表されている資料や報道を確認した範囲で、事実関係を冷静に整理しておきたいと思います。
厚生労働省の整理によれば、ハンタウイルスは主にネズミなどのげっ歯類が保有し、その尿や糞が乾燥して舞い上がった粉じんを吸い込むことで感染するとされています。
そして、日常生活の中で、人から人へ感染が広がるものではないとされています。
この点において、感染経路や社会への影響の広がり方は、新型コロナウイルスとは性質が大きく異なります。
こう思うと、必要以上に恐れる必要はなさそうですが、「では関係ない」「気にしなくてよい」という話でもありません。
成田空港では、国の水際対策としてサーモグラフィーによる発熱確認が行われていますが、潜伏期間や無症状のケースを捉えることはできません。
これはコロナ禍を通じて、私たちがすでに経験し、学んできた現実です。
重要なのは、その先の体制です。
空港での検疫までが国の役割であり、空港に一歩足を踏み入れた瞬間から、地域での対応は千葉県に移ります。実務を担うのは印旛保健所であり、現在、印旛地域7市2町に加え、成田空港を一手に担っています。
新興感染症対策を本気で考えるのであれば、成田空港という最前線にふさわしい保健医療体制が必要だと、私は県議会で繰り返し提言してきました。
もっとも、これは一朝一夕に実現できる課題ではありません。
そうした中で、千葉県難病助成事務センターの設置により、これまで保健所が担ってきた煩雑な事務を県が一括して処理する仕組みがスタートしました。
現場に確かな余力を生み出す、重要な一歩だと受け止めています。
また、空港に隣接する国際医療福祉大学成田病院では、国・県・保健所・検疫所が連携し、新興感染症の初動対応を担う体制づくりが進められています。

今年はNICUが開設され、地域周産期母子医療センターとして県の認定も受けました。
今後は、こうした医療・行政の基盤が実際の現場で機能するよう、平時から関係機関の連携を着実に積み重ねていくことが何より重要だと考えています。
先の県政報告会でも申し上げましたが、命は、すべての政策に優先されるべきものです。
感染症対策も、救急医療も、子どもを守る政策も、すべて同じ線上にあります。
成田空港を抱える千葉県として、これからも命を守る政策に、粘り強く取り組んでまいります。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 成田ライオンズクラブ
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む