成田空港は東京のODAではない。「空港と地域の真の共生」をめざして!
みなさんこんにちは、千葉県議会議員の雨宮しんごです。
本日、地元の災害対策協力会に出席し、災害時に多大なるご尽力をいただいていることに対し、そして地元の底力となっていただいていることに対し、感謝と敬意を申し上げました。
しかし、災害時だけ頼る関係であってはなりません。平時から地域の企業が健全に成長できる環境を整えることが、持続可能な地域の強さに繋がりることから、私は、公共事業においても地元企業がしっかりと受注できる入札制度改革を推進しています。
たとえば、今進められている成田空港のB滑走路延伸工事は大成建設が約350億円で落札しました。国家的プロジェクトである以上、スピードも技術も重要であり、大手企業に任せる必要性も理解しています。
しかし、これが「東京のODA(政府開発援助)」のようになってはいけないと、私は強く思います。
空港がどれだけ整備されようと、そこで得られる利益が東京の企業に集中し、地元には雇用も納税も残らないとしたら、それは共生とは言えません。
この半世紀、成田空港を支えてきたのは、私たち地元の力です。
レンガ一つ、ガラス一枚でもいい。「この空港は自分たちがつくったんだ!」
そんな誇りこそが、次の世代に継承されていく地域の力になると私は信じています。
成田空港の整備事業は、総額で約6000億円にものぼる国家プロジェクトです。
これを単なる経済波及効果で終わらせてはなりません。地元企業が参画できる仕組み、誇りが還元される仕組みこそが必要です。実際、他省庁では「3割以上は地元企業への発注を原則」とする制度もあると仄聞しています。
千葉県、そして空港会社においても、こうした制度導入を求めるべく、来週の県議会一般質問でも、「入札制度改革」について提案を行います。
確かに、良いものをより安く調達するという公共事業の役割も重要です。
けれど私はそれ以上に、公共事業の最大の使命は「地場産業の育成」であると確信しています。
今後も「空港と地域の真の共生」に向けて取り組んでまいります。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む
