訪日外国人の誘客プロモーションについて質疑に立ちました。
皆さんこんにちは、千葉県議会議員の雨宮しんごです。
商工労働常任委員会で「訪日外国人の誘客プロモーション」について質疑に立ちました。
質疑の概要は以下の通りです。
〇10月の訪日外国人観光客数が2019年同月比100.8%の2,516,500人となり、新型コロナウイルス感染症拡大後初めて2019年同月を超えた。
個人旅行の受け入れが再開された昨年 10 月の水際対策の緩和から1年が経過したが、千葉県のインバウンドの現状をどう分析しているか。
〇観光庁の訪日外客数(2023年10月推計値)によると、国別の訪問状況では、シンガポールを始め東南アジア、米国やドイツの増加が回復率を押し上げている。
しかし、その一方で、中国人観光客が2019年比-77%と突出して遅れている。無論、中国の国内事情、とりわけ不動産業界大手の恒大集団が破産の危機に陥ったように不動産開発企業の債務危機の進行に端を発した中国における住宅バブルの崩壊が中国国内の景気回復の重荷となっていることは否定できず、さらに国家間の課題もあるだろう。
ただ、流行語にもなった「爆買い」の火付け役は中国人であり、中国人観光客の獲得は日本、ひいては千葉県において大きいと考える。中国人観光客の状況はどうか。また、中国人観光客獲得に向けた県の取組はどうか。
〇11 月に熊谷俊人知事も訪れた台湾で開催した観光商談会には、千葉県からは 20 団体、台湾からは 35 社が出席したというが成果はどうであったか。
〇外国人観光客の誘致には、現状を分析した上で、国・地域ごとに効果的なプロモーションが必要と考える。欧米人向け、東南アジア向けの観光スポットは異なるはずだし、世代も違えば手法も異なるはず。
どのような分析をしてプロモーション活動を図っているのか。
〇千葉県のインバウンド消費額は全国的に低く、平均宿泊日数は 0.8 泊で全国最下位、インバウンド消費額は 12,932 円で全国ワースト 2 位となっている。
宿泊を伴う観光創出、消費額拡大、地方への誘客促進に向けた誘客プロモーションにどう取り組んでいるのか。
〇航空業や宿泊業など、観光を取り巻く人材不足の現状に対して、県ではどのように取り組んでいるのか。
以上になります。
いずれの答弁も前向きな内容が多く、補正予算の進捗状況も確認でき千葉県行政のやる気を感じることができました。
観光は成果が分かり難い分野ではありますが、今後は千葉県でもビックデータ解析を行うなど、マーケティング手法を確立して戦略的な取り組みが図られます。
担当部局には失敗を恐れず、果敢に挑戦してほしいと思いと要望しました。
インバウンドが回復基調ですが、残念ながら、久しぶりの日本観光ということで外国人観光客の多くは東京・名古屋・大阪といったゴールデンルートに観光が集中しています。
千葉県は、「東京にも飽きたその後のリピーター向け!」を狙うべきで、より深く日本を知りたい外国人観光客を受け止めていけるかどうかにかかっています。
引き続き、当局の皆さんと両輪で、誘客プロモーションに力を尽くしてまりいます。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む