数字で見る千葉県の感染状況と医療ひっ迫状況、高校・高齢者施設などでクラスター発生し、第3波の様相。
おはようございます。
成田市議会議員の雨宮しんごです。
みなさん、週末をいかがお過ごしでしょうか。
さて、今日のブログでは千葉県の新型コロナウイルス感染症の状況について今週整理ししていたので、お知らせしていきたいと思います。早速ですが、まず下図をご覧ください。
(千葉県衛生研究所の集計)
現在、全国的な第3波が押し寄せてきていますが、千葉県も同様の状況となっていて、感染者が増加傾向にあります。
この一か月の推移を見てみると、30代以下が2倍程度の増加率となっていますが、60代以上は絶対数こそ若年層よりも少ないですが増加率は3.5倍にまで増加していることが分かります。
県内の一日の感染者は11月19日に106人が判明して初の三桁となり、21日に109人、27日にも107人と100人超えが相次ぎ、28日には最多の113人となった。
11月中旬からは、注目される指標のうち直近7日間平均感染者数も急上昇し、80人台前後で高止まり。11月22日には最多の86・7人となった。
県衛生研究所は、感染者数の動向を週単位で集計。10月中は、1週間の感染者が合計で235~291人で推移し、60代以上が占める割合は13・19%~19・02%だった。
11月中旬からは1週間の感染者数の合計と、60代以上が占める割合はともに急増。11月11~17日は計501人、18~24日は計551人、25~12月1日は592人と右肩上がりとなった。
60代以上が占める割合は、11月11~17日に23・55%とおよそ4人に1人となると、高い割合は維持され、18~24日は22・86%、25~12月1日は21・11%と、30代以下が占める割合の高かった10月までとは異なる状況になっている。
また、千葉県下における現時点でのクラスターも発生状況は以下となります。
【新型コロナ速報】千葉県内で11日、新型コロナウイルスに感染した男女2人の死亡と、男女117人の感染が判明しました。クラスターが発生した市立船橋高校=臨時休校中=で新たに24人が判明、うち14人が女子バレーボール部員とのことです。
◆記事はこちら→https://t.co/w2OzSNfuyp pic.twitter.com/cbMye3NGUf— 千葉日報 (@chibanippo) December 11, 2020
今月5日以降、生徒3人と教員4人の感染が確認されていましたが、その後、さらに検査を進めたところ、昨日に生徒37人、教員2人の感染が確認されて46人になりましたが、新たに24人の感染が判明し、うち14人が女子バレーボール部員とのことで、船橋市は集団感染=クラスターが発生したとしています。
なお、同校は9日から臨時休校となっているようです。
また、9日時点での県の報道発表などによると、
・介護老人保健施設「なつみの郷」(船橋市)で12人
・障害者福祉施設「みどり園」(我孫子市)で9人
・住宅型老人ホーム「ウェルライフヴィラ我孫子」(我孫子市)で9人
・松戸競輪場で警備員が8人
において千葉県内でもクラスターが発生しています。
高齢者施設でのクラスター発生により60代以上の感染者の割合が増えていると言えると思います。
続いて医療提供体制の状況です。
県は病床確保計画における「フェーズ」を、県全域で「3」に引き上げていて、2番目に厳しいフェーズに移行し、11月26日まで662床だった総病床数を756床に増やしています。
ですが、12月7日時点で入院者数は336人と病床稼働率は既に44.4%に上昇していて予断を許さない状況となっていて、今後も高齢者施設などでのクラスターが発生すると、医療体制のひっ迫は免れません。
(千葉県も火を見るよりも明らかに3波の様相となっています。)
こうした千葉県よりも厳しい状況となっている大阪府や北海道旭川市は、このほど自衛隊看護師の派遣要請を行っていますが、岸防衛大臣は慎重な姿勢を示しています。
自衛隊看護師派遣「要請をそのまま受け入れるのは困難」 岸防衛相https://t.co/uhTQw1JzJU
「(自治体からの)要請をそのまま受け入れるのはかなり困難を伴う」と指摘。
派遣規模を絞り込む考えも示唆した。
— 産経ニュース (@Sankei_news) December 8, 2020
全国的にも第3波が発生している状況にあって、今後医療体制がひっ迫する度に全国各地に自衛隊を派遣することはリソース的にも不可能なことから、かなり難しい判断を迫られることになりそうです。
そして、野党や一部メディアは、GOTOキャンペーンによって今回の第3波が誘因されたという論調を強めたいと思っているので、感染の火をつけた政府自らが自衛隊看護師に消火させるのかと、まるでマッチポンプと揶揄されかねません。
引き続き、政府がどのような対応を行うのか、霞が関の力学の作用も含めて注視していく必要があると思います。
いずれにしても、このまま感染者が増えると一般医療との両立に支障が出ることは言うまでもありません。
繰り返しになりますが、私たちはまずは自己防衛を徹底するしかありませんので、「マスク着用」や「手洗い・うがい励行」、そして、「適時アルコール消毒」を行うなど基本的な対策をすることで、感染防止拡大に努力していきましょう。
それではまた明日。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む