新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)の運用に併せ自治体にも詳細情報の提供を!!
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
今日は『新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)』について取り上げたいと思います。
「何じゃそれ!?」と思われた方が多いと思いますが、どうやら、秘密裏に・・・というわけではありませんが、政府は新型コロナウイルス感染症における情報管理についてシステム開発を進めていたようです。
以下がその資料となります。
スケジュールに今月中の利用開始・・・っとありますが、厚生労働省がこの発表をしたのって5/28なんですよね💦
「今月って、あと3日やないかい!」とか、
『それならせめて発表は月初でしょ!』といった
ツッコミを入れたくなりますが、緊急時ということ言うことで目をつぶりましょうか。
このシステムが何に資するのかと言えば、保健所の業務負担軽減はもとより、大きな課題となっている情報共有・把握の迅速化だと思います。
まずは北海道などからスタートし、その後に全国展開されるようです。
新型コロナウイルス感染者の情報(症状、行動歴など)を一元管理し、関係者間で共有するほか、患者はスマートフォンから健康情報を入力することで、状態変化を迅速に伝えることができるとしています。
また、行動履歴や接触者一覧も把握することで、クラスター対策にも寄与する仕組みのようです。
この「情報共有」という意味では、3月下旬から4月上旬の感染拡大期では、保健所と医療機関、国、都道府県、基礎自治体との間に、大きな課題が残りました。
なにより成田市のような基礎自治体には、千葉県からの報道発表を待つことしかできず、当該自治体の事象でさえ詳細を伝えていただくことはありませんでした。
「どの情報を、どこまで共有するべきなのか」は、今回のシステムとは別の議論かもしれません。
ですが、こうした情報共有システムを展開するのであれば、共有の手間も削減されることから、従来よりもその範囲を広げていただき、特に感染者に関する情報の詳細は、基礎自治体まで提供してほしいと思います。
いずれにしても、このシステムが全国で運用されれば、都道府県別の陽性者数や PCR検査、抗体検査などの実施状況などといったビックデータを解析することで、これまでの「全国一律に〇〇」といった政策ではなく、適所に効果的かつ効率的な対策を講じることが可能になるはずです。
新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)が有効活用されることを期待するとともに、是非この機会に、国や県には基礎自治体へも詳細の情報を共有をしていただけるよう、引き続き、適所で求めていきたいと思います。
それではまた明日。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む