恐らく舛添知事問題を正確に理解している人は少ないと思います。
舛添知事に、ついに不信任が突きつけられることになりました。
公金での『贅沢出張』問題から端を発し、『政治資金の私的流用』と、もはや90%以上の都民が不審をいただいているこの問題、今日も集中審議が行われ、自公もかばいきれないと判断、辞任を求めています。
同じ大学院で学んだ都議からも連絡をもらいましたが、ここまで来たらもう終わりです。
・参議院選挙で影響が及んだらどうしよう。
・不信任を提出して議会が解散されたらどうしよう。
・オリンピックの期間中に選挙が行われたらどうしよう。
・・・。
憂慮すべきことはありますが、ここまで来たらもう辞任しないと都政の停滞は免れないでしょう。
さて、それはさておき。今日の件名について。前もって言っておきますが、全く舛添知事を庇うつもりはありません。のであしからず。。。
今報道で問題視されているのは贅沢出張ではなく、政治資金団体における私的流用なんですよね。
『贅沢出張』については、石原都知事も、猪瀬都知事もみんなやっていました。そこを看過しておいて、舛添知事はダメ。というのはなんとも不合理さを感じてしまいます。
次に『政治資金の私的流用』です。政治資金団体は、簡単に言うと自分の後援会の政治資金を司る団体なので、まるで税金の不正使用かのように連日報道されていますが、そうではありません。
ですから怒っていいのは、どちらかというと都民というよりも、当該団体への寄付者になります。
なんだか、この辺りが一緒くたにされているのは少しだけ可哀想かなとも思います。
もちろん「寄付者の金なんだから、どう使おうが勝手だろう!」という開き直りの姿勢は歓迎するものではありません。
なにより、書道が政治家活動に資するとは思いませんし、そのためのシルクの中国服を計上する感覚は理解に苦しみます。
ただ、法的な問題というのであれば、後援会のお金で私的利用をしたのが事実であれば、それは個人の所得とみなされることになりますから、税務申告の必要義務が発生します。
よって、この部分が問題であり、税金逃れとの指摘は免れませんが、このたびの指摘で返還したというのであれば、その問題はなくなります。
いずれにしても、今問われているのは法的な問題ではなく、モラルであることは言うまでもありませんが、こうした事実を正確に理解している方は意外と少ないんだろうと思ってしまいます。
成田市議会議員
雨宮しんご
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む