成田市で出来る子育て支援政策について考える
今日は小学生と幼児を抱える子育て真っ最中の当事者として、子育て支援政策についての考え、取り組みを書いていきます。
この4年間、「次代に誇れる成田市を目指して!」をスローガンに「小学生の医療費助成の拡充」「急病診療体制の充実」「児童ホームの整備」「子ども会活動の促進」「ワクチン接種の無料化」さらに「中学生の医療費助成」など様々な子育て支援策の向上に尽力してきました。
●抜本的な見直しが必要です!
ですが、一方では高齢化の進展により、年金や医療への公的負担が大幅に膨らんでいます。
具体的に社会保障給付費でみてみると約91兆4305億円ある中において、高齢者関係給付費が約63.6兆円と69.5%を占めるのに対し、子どもに関する児童・家族関係給付費の割合は、約3.6兆円とわずか3.9%にすぎません。
政治家になる前から訴えてきましたが、少子高齢化を問題視するのであれば、こうした根本から見直していく必要性を感じています。
また、労働力人口の低下や経済減退が懸念されるなか、外国人労働者の受け入れが検討されていますが、中長期的にみれば人口の増加を図ることが求められているといえるのではないでしょうか。
●多様な施策で相乗効果
少子高齢化が急速に進展するなか、先進国は出生率の引き上げ努力が将来の成長力を左右すると判断し、社会福祉政策として出生率の回復に取り組んでいますが、日本では1.37、韓国が1.19と低迷している現状にあります。
一方でフランスを中心とした北欧の出生率の回復は著しいものがあります。
フランスの1993年の合計特殊出生率は1.65でしたが、2008年には2.02と人口維持に必要とされる2.08に近づいてきています。
また、スウェーデンやデンマークにも回復傾向にあり、背景には生後まもない乳幼児を預かる託児所の整備や、2歳から入れる無料の幼稚園、行政認定ベビーシッター制度、国鉄運賃や電気代といった公共施設料金の割引、480日の育児休業制度など多様な施策が相乗効果を生んでいます。
●成田市でできることを今
出生率の回復は「これをやったからこれだけあがる」という推測はできません。
その意味では「何が効果的か」というよりも、「いかにきめ細やかに多様なニーズを捉えた支援策を講じることができるか」が重要といえるのではないでしょうか。
社会福政策の枠組みは国が決めることですが、成田市でも出来ることはまだまだあります。
雨宮しんごは、引き続き次の4年間においても「病児病後児保育の施設整備」や「延長・休日保育の充実」、「高齢出産サポート」、「不妊治療費の助成制度」など、子どもを産みやすく子育てしやすい環境の整備に尽力します。
さぁ!! 明日も元気一杯、頑張ります!
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む