成田スカイアクセス線 事業補助金の返還命令
すでに連日大きく報道されていますが、今日も質問されたのでブログにも書いておこうと思います。
このほど、成田スカイアクセス線(日暮里と成田空港を最短36で結ぶ高速鉄道)の運営会社NRAに国や県、沿線7市が支出した補助金のうち、平成21年度補助事業に関する補助金の一部に事務手続き上の不備が見つかり、同社が4億3千万円を返還することになりました。
2年前の7月に開業して以降、第三セクターのNRA(成田高速鉄道アクセス株式会社)が運営を行っているのですが、平成21年度の整備事業を対象に63億5千万円の補助金が交付されたものの、事業の一部が実施されませんでした。
この場合、使用しなかった補助金を国に報告する義務が法律に定められているのですが、それをせずに次年度に繰り越して、事業費に充てたということです。
同社には今後こうしたことがないよう、引き続き適切な運用を求めたいと思います。
なお、今回の返還命令ですが、NRAからの返還金が機構への返還や市債の償還額を上まわたっているため、成田市にとって新たな負担が出ないことをお伝えしておきます。